職業訓練でデザイン系の専門学校に通っていますが、授業のひとつに「業界のプロが来て講師として話をしてくれる」というものがあります。
その日の業界のプロは、カメラマンのかたでした。
カメラの撮影術については、webとかでざっと勉強したことがあって、授業自体は3コマで数時間程度だし、特に面白い話もないのだろうとあまり期待していなかったら、中身の濃い、有意義な授業でした。
時間が経つと確実に忘れると思うので、備忘録も兼ねて書いてみます。
カメラを撮るときに気をつける点
1限目は、シャッタースピードと絞りの関係の説明から。
シャッタースピードが速いと、切り取ったような写真になり、シャッタースピードが遅いと、ブレのある、動きのある写真になる。
シャッタースピードはなんとなく知っていたけど、最近はスマホでしか撮らないし、あまり気にしたこともありません。
けど実例を交えての話だったので、すんなりと頭に入ってきました。
あとは絞り。
絞りは光を取り込む量。
絞りをあけると光が多くなる。
絞りを開けたり閉めると、ピントの幅が変わってくる。
暗いところでは、シャッタースピードを遅くしてISO感度をあげると、普通は背景が真っ黒になるようなところでもある程度写る。
望遠レンズと広角レンズの違いも興味深い点でした。
たとえば門を望遠レンズで撮ると、門を含めた全体をテーマにした感じになるし、もし広角で門を撮ると、門がテーマになる、など。
人物をカメラで撮る
2限目は、人物の撮影について。
人を撮るとき、目の高さで写真を撮ると、頭でっかちになる。
なので、できるだけ被写体の真ん中のあたりの位置で写真を撮ると、バランスが良くなる。
足を長く見せたいなら、被写体を椅子に座らせて、足を投げ出し、背中は背もたれにくっつける。
そうすると頭の位置が遠くなるから小さく見える。
人を撮るときは、絵でも同じらしいですが、少し斜めから撮ったほうがきれいに写るみたいです。
目尻の先が隠れる程度の斜め。
ストロボについては、霧と雪のときは使用しては駄目らしいです。
3限目は、生徒の撮った写真に先生がアドバイスをする、というものでした。
多種多様な写真があって面白かったけど、先生の話をもっと聞きたいと思いました。
あっという間の3コマでした。
写真も奥が深いです。
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