まとめサイト系のブログで読んだ話です。
相談者は、高校生だと思われます。
やりたいことがあるので、大学には行かず、フリーターとして働きたいが、それは選択肢としてどうなのかという相談でした。
相談の返答は読んでいません。
究極の答えは「自分の人生なので好きなようにすればいい」だと思います。
しかし、大学に行く人が多いのに大学に行かないと、その分、知識が欠損するので、どこかで補完する必要はあります。本を沢山読むとか、人にできない経験をするなど。
知識量が違うと話しがかみ合わない
若いときは、それほど感じませんでしたが、歳をとると、付き合う相手の教養や知識は、自分自身のそれと比例する傾向にあると感じたことがあります。
高卒を馬鹿にするつもりはないけど、大学で4年間真面目に勉強した人間と比べると、高卒は圧倒的に知識量は少ないです。
もちろん中には、中卒なのに教養があったり、知識量が多い人もいます。
逆に大卒なのに頭が悪いのだって沢山います。
なんにでも例外はあります。
それらを踏まえても……高卒と学士は、話が合わない可能性が高いです。
人対人は、それぞれの個性というか相性の問題もありますが。
くだんの高校生に話を戻して、その「やりたいこと」は、大学卒業後では無理なのか。
もし大学卒業後でもその「やりたいこと」ができるのなら、大学には進学した方がいいです。
なぜなら社会では、大卒や院卒と勝負しないといけない場合もあるし、そのときに知識量で劣っていると、その分不利になります。
高卒と大卒の生涯年収
生涯年収では、大卒のほうが稼げます(4000万円前後違うようです)。
当然ながら例外も存在して、高卒で起業してそれが当たって年収数千万ということあり得ますが、あくまで統計的なデータでは大卒のほうが生涯年収は多いです。
もし、本当の人生ではなく、人生ゲームの話だとしたら分かりやすくなります。
プレイヤーが5人いるとする。
ゲームの特性上、大卒のほうがお金を稼ぎやすいなら、5人が5人とも、大学進学を選ぶはずです。
大学進学を選ばない理由が思いつきません。
実際の人生では、要素が様々あり、ゲームのようにスタート時の条件が同一ではないから、仕方なく大学進学を諦める人も多いとは思います。
マタイ効果という言葉があります。
趣旨は「お金持ちはどんどんお金持ちになり、お金を持ってない人はますます貧しくなる」ということ。
キャリアの最初に、大きな成功を手に入れた人は、そのあとの人生は楽になる可能性が高いです。
知名度やお金が自然と集まってきます。
好循環に入ります。
結果、周りが誤解します。この人は優秀なんだと(実際に優秀である場合もありますが)。
最初に成功するかどうか。
これは結構重要です。
……大学進学が成功で、高卒フリーターは失敗というわけではないです。あくまで一例。
人生はチョコレートの箱と同じ?
ということで、もし高校生が大学進学を選ばず、フリーターとして社会に出て、そのやりたいことで何かしらの成功を納めることが出来なかった場合は悲惨なことになるかもしれません。
大学進学のほうが堅実です。
映画「フォレストガンプ」の中に「人生はチョコレートの箱と同じ。開けてみるまで分からない」という言葉が出てきます。
的を射ている言葉だと思います。
人生、何が起こるか分かりません。
人生ゲームだって、終盤で逆転というのも十分にあり得ます。実人生でも同じです。
とは言っても、人生ゲームの場合、ルーレットの目は皆が確認することができます。
しかし実人生は、ルーレットの目は自分自身にさえ見えない場合があるし、自分のあずかり知らぬところでルーレットが回ったりします(どこぞの理論物理学者ではないですが)。
時として自分の力ではどうしようもないことが起こったりもします。
ここら辺が実人生の難しいところです。
話を元に戻すと、やむにやまれない事情がない限りは、大学に行くべき。
少なくとも損ではありません。
高校生にとって4年間は長いけど、人生のなかの4年間と考えると、そう長いものではないです。
冒頭にも書きましたが最終的には自分自身が決めればいいことです。
好きなようにすればいいです。
何年間かフリーターとして働いてみて、二十歳を過ぎてから、改めて大学に行くという選択肢もあります。
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