「君の名は」の大ヒットに思うこと

下校中の生徒
 新海誠さんの存在は「ほしのこえ」で知りました。
「ほしのこえ」は業界関係者に評判が良いし、自分自身強い期待を抱きながら視聴した覚えがあります。

「ほしのこえ」は何度か観たけど感想は――
 面白いかどうかなら、面白いと思います。
 けど、そんなに言うほどか? というのが正直な感想です。
 期待値を上げすぎだったのかもしれません。
 よく言われるのが「1人で作ったのがすごい」という部分ですが、作品の善し悪しは、作品に関わった人数で変わるとは思えないです。
 そこに評価の基準を持ってくると、作品を正しく評価することができないのではと思います。
 ただ、作品をどう思うか、というのは人それぞれだから(それぞれ基準が違う)「1人で作ったのがすごい」という理由で高評価をする人も間違っているわけではないです。

「君の名は」ですが、観てないです。
 面白いかどうかは分かりません。
 内容はちらっとどこかで読んで、若い男女の意識が入れ替わるとかなんとか。

 個人的な趣味ですがボーイ・ミーツ・ガール(少年と少女の物語)が性に合わないので、たぶん「君の名は」を観ても楽しめないと思います。
 実際に観たら「予想以上に面白かった」ということになる可能性もありますけど。

 ヒットしているから良いものである、という風潮がありますが、それは大筋では間違いではありません。
 けど、ヒットしているからといって、それが万人に受けるとは限りません。
 ま、ヒットの兆しが見えたときに、更に伸びるかどうかは運の要素もあるけど、やはり作品の内容が良くないと厳しいです。
 内容が悪ければ失速する確率も高いです。

 みんなが観ているから自分も観ようという人は、いいお客さんです。
 そういう人がいるおかげで、ヒット作が大ヒット作になります。
 別に皮肉を言っているつもりはありません。
 そういう人は、これからもいいお客さんでいて欲しいと思います。

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