「劇場版 おいしい給食 卒業」感想


「劇場版 おいしい給食 卒業」を視聴しました。
 内容は、映画らしくない話に思えたけど「おいしい給食」らしい話ではあります。

 内容とは関係ないところでは、台詞が聞き取れない。
 なんと言っているのか分かりません。
 分かるのは半分ぐらい。
 この映画固有の問題ではなくて、映画フォーマットの音響がストリーミングサービスに合ってないのかもしれません。字幕が欲しい。

 神野君は教員になるようです。
 ということは、いずれ甘利田先生が校長になって…という展開もあるのかなと思いました。

 しかし、演技が過剰なのは気になりました。
 元々コメディであるし、ドラマ版も過剰ではあったからその流れを踏襲しているのだろうけど、この「卒業」は過剰すぎて滑っている気配を感じました(ドラマ版の演技の過剰さ加減は絶妙にいい)。ここは人によるとは思います。
 突然妙な動きをしたり、不必要にパーソナルスペースを無視して接近したり、いきなり怒鳴ったり、かと思ったらささやいたり(台詞はほぼ聞こえない)、聞こえないから音量ボリュームを上げたら、今度は校歌が近所迷惑レベルで鳴り出します。
 もしかすると、ドラマ版を視聴してから少し時間が経っていたから、本作は想像以上に演技が過剰に感じたのかもしれません。変に力みすぎているように思えました。

 校歌といえば、給食の前に校歌を歌いますが「ゆきゆきて神軍」というドキュメンタリー映画を思い出しました。
「ゆきゆきて神軍」で、主人公である奥崎謙三がかつての上官に会いに行くシーンがあります。
 だいたい1時間15分過ぎぐらいの場面。
 かつての上官を前にした奥崎謙三は、食事の前に軍歌を歌わされて、あれが嫌だったと語ります。
 給食の前に歌を歌わせるのは、なんだかこの奥崎謙三を思い出してしまいます。

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