最近よく自衛隊員の待遇が悪いという話を聞きます。
確かに、消防官、警察官に比べると自衛官の平均年収は低いです。
自衛官は、危険な仕事ではあるので、給与は、せめて消防や警察と同じ水準まであげるべきだろうと思います。
しかし、現状でも待遇が悪いとは思わないです。
たとえば自衛隊の装備品について、貸与される装備品が少ない、または質が悪く、自衛官が自腹で装備を購入しているという話があったりしますが、装備品の点検が多く、壊したりすると面倒なことになるし、また、戦人というメーカーが有名ですが、民生品のほうが、使い勝手が良い場合が多くて、私物を買う自衛官は多いです。
自衛隊では、耳当てとか、ネックウォーマーなどを買う人は多いけど、それを官品として支給しても、使わない人は多いはず。
もし紛失したら面倒なことになるからです。
それなら私物を買おうということになります。
私物なら紛失してもいいし、汚しても何も問題ありません。
自衛隊の装備品は平成初期などに比べとずいぶんと良くなっています。
詳しくは以下をご覧ください。
・自衛隊員の装備品の扱い
装備品が以前と比べて充実しているからといって、不足がないわけではないです。
確かに足りない部分もあります。
予算が少なくて装備品が買えない、更新できない、という部分もあるとは予想しますが、一番は、点検が多いからいろいろ面倒くさい、ということだと思います。
あと給与に関しては、消防官、警察官に比べると低いのは確かではあるけど、別に自衛官の多くが経済的に困窮しているとは思いません。
以下は自分は知っている例。いわゆるn=1。
陸上自衛官。
30代後半で奥さんあり(奥さんはパート勤務)。
子供2~3人。
ローンで一軒家を建て、車は2台、バイク2台を所有。
子供は複数の習い事や塾に通い、年に数回旅行――。
上記のような自衛官は珍しくないです。
上記のような例は、家も建てて子供もいて、余裕のある生活ではないでしょうけど、恵まれているといってもいいと個人的には思います。
特に奥さんも女性自衛官の場合は、30代で世帯年収は1000万円を超えるはず。
陸自ではないけど海上自衛隊の艦艇乗組員や潜水艦の乗組員は手当が厚いです。
特に潜水艦の乗組員は金遣いが荒いと聞いたことがあります。
しかし、最近は物騒であるし、有事の発生する可能性も高まっているので、その際の危険手当やそのほか、何かあったときの保証などは拡充するべきだろうとも思います。
自衛官の給与を消防や警察と同水準まであげて、ほか、年金の拡充(厚生年金に統合されました)、一部税金の免除なども検討してもいいのではないかと考えます。
何かあったときは自衛隊は頼りになる存在なので、待遇を今より良くするのは賛成です。
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