裁判傍聴のお話

 福岡高等・地方・家庭・簡易裁判所で裁判の傍聴をしました。
 以前、裁判所が赤坂に会った頃、何度か裁判の傍聴をしたことがありました。
 スケジュールアプリを確認すると、初の裁判傍聴は2007年5月でした。
 その頃は確か、裁判所の入り口では手荷物検査はなかったと記憶しています。
 現在は裁判所に入ると手荷物検査があります。

 さて、今回の傍聴した裁判は放火事件でした。
 公判の回数は全体で7~8回ぐらいあって、そのうちの2~3回傍聴しました。
 ちなみに、被告人が罪を認めていない場合などは、公判が長くなるようです。
 逆に被告人が罪を認めている場合は、公判回数は少なくなるようです。

 事件の内容ですが、ぼかして書きますが、ある老人が自分の家に放火して、保険金を得ようとした、というもの。
 老人は、自分は放火していない、と罪状を否認しました。
 判決はどうなるんだろうと思っていたら……結局のところ有罪。
 老人の経済状況、科学的な見地や、家族や近所の人、保険会社側の証言などから、老人が放火したことは間違いがない、とのこと。
 懲役10年ぐらいでした。

 本人が否認していても、それなりの証拠があれば、有罪になるんだ…と少し意外に思いました。
 被告が控訴したのかはわからないです。
 控訴しても変わらないだろうなと思います。

 直接裁判とは関係がないけど、火災事故の何割かは、実は放火なのかも、と思いました。
 証拠がなければ放火とはならず失火となる場合が多いようです。

 ちなみに被告の老人は、若い頃に家が火事になり、火災保険を満額もらった経験があります。そのときの出火原因は不明。

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