逃げることについて

「嫌なら逃げてもいい。野生動物は普通に逃げる」…なんていう人がいます。

 個人的な見解として「逃げる」というのは、あまり良くないと考えます。
「逃げていい」という人は、所詮他人です。
 責任をとってはくれない。

「逃げる」という選択肢はそうそう使えるものではないです。
 1度逃げることを覚えるとまた逃げるかもしれない。

 野生動物は危険を感じたら逃げます。
 しかし逃げてばかりの野生動物は、やがて飢え死にすることは必定です。

 話しは少し変わりますが、暴力を選択肢にしてはならないと思います。
 暴力が身近にある人にとって、暴力は選択肢になり得ます。
 ということで何かあったとき「逃げる」という選択肢は、なくはないけど、真っ先に検討するのはやめておいたほうがいいと思います。

 子供の頃、人をあやめることについて、なぜダメなのかは「自分が被害者になる可能性が高まるから」なんて考えていましたが、いまでもまあ、その考えはありますが、年をとったいま改めて考えると、自分が被害者になるよりも「選択肢になり得る」ほうが問題だと思うようにもなりました。
 普通は、選択肢になりません。
 しかし、何度も繰り返している人にとっては、選択肢になり得るんだろうなと思います。

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