肉や魚、野菜など、腐っているかどうか調べる方法ですが、見た目がもう明らかに悪い、かつ腐敗臭がするなら確実にだめですが、見た目もにおいも微妙な場合、どうやって判断するか。
ずばり、食材を少しだけ舐めてみれば、その食材が腐っているかどうか分かります。
舐めてみても判断がつかないようなら……たぶん食べられると思います。
腐っているものは、舌が拒絶します。
※食中毒に関してはこの方法は使えません。食材が腐ってなくても、食べられそうなものでも、食中毒になる場合があります。
飲食店の厨房で働いていた頃、深夜のみのパートさんが入ってきました。
料亭で修行した和食の料理人さんです。
お金が必要とのことで、ホテルの厨房と掛け持ちでした。
その料理人さん、調理の技術は高かったです。
自分も料理人ではありますが、ちょっと比べることができないぐらいレベルの開きがありました。
こちらがレベル5ぐらいだとしたら、あちらはレベル15ぐらい。
少なくとも差は10ぐらいはあったと思います。
まあ、数字に深い意味はありません。ドラクエにおける序盤戦と、中盤戦の違いのような。
正直にいうと、レベルの差がありすぎて、その料理人の正確な力量は自分は分かりませんでした。
自分より下の人なら分かりますが、高見にいる人は想像するしかありません。
ひょっとしたらレベル8ぐらいだったのかもしれませんが。分かりません。
食材を調べるとき、見て触って分かる食材ならいいですが、微妙なものがありました。そのレベル15の料理人さん、なんと厨房にしゃがみ込み、舌でその食材を舐めました。
そして「大丈夫です、使えます」とのこと。
うわ、舌で食材を舐めるんだ……と少し引きました。
もちろん衛生的には良くないことですが、食材が悪くなっているかどうかの調べ方としては理にかなっていると思います。
汚いと言えば汚いですが……たとえばこれが飲食店ではなく、自分が食べるためのものだとしたらそんなにおかしなことではありません。
ついで、家族用の食事なら、やはりそこまで変とも思えないです。
だけど、お金をとって他人に食べさせる飲食店だと……やはりちょっと良くないと思います。
料理人さんがしゃがんだのは、その現れだと思います。
客に見られたら困るということです。
けれど、飲食店の厨房ってこんなものです。
床に落ちたものでも、洗って使えるなら使うし、悪くなりかけている食材でも、何かしら誤魔化して使うこともあります。
想像以上に汚いです。
だから潔癖症の人は飲食店で食事しないほうがいいです。
かくいう私は潔癖症ではないですが、あまり飲食店で食事しようという気にはなりません。
やはり裏側を知っていると素直に「おいしそう」とは思えないです。
結局のところ自分で作ったほうが安上がりだし、ある程度は安心できるし、味付けだって自分の思い通り出来るます。
けど、外食は時々します。
気分転換にいいです。混雑時は避けますが。
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