私は元自衛官です。
ネット上で時々、自衛隊のよくない話を見かけることがあります。
・自衛隊はホワイトな職場ですか?そもそも、ホワイトの定義や基準、満たす項目等ありますか?各人の主観であり、公式に定められるものではありませんか?
自衛隊の職場環境はブラックなのかどうか。
場所(部署)や、本人の性格によって変わると思います。
親が自衛官で息子(娘)も自衛官というのはそんなに珍しくないです。
自衛隊の職場環境が本当にブラックなら、子供に同じ道を勧めたりはしないんじゃないかと思います。
その人の資質とか考え方とか、いろいろな部分が関係するとは思いますが。
とは言っても、二世議員、二世タレントは、よく聞きますが、親が自衛官で子供も自衛官というのは、珍しくはないけど、そんなに多くはないです。
調べたわけではないけど、体感的に、100人自衛官がいれば、親も自衛官なのは5人ぐらい、多くても10人は越えないと思います。
親族の誰かが自衛官、ということならもっと増えそうです。
兄弟で自衛官というのもよく聞きます。
自衛隊を途中で辞めた人、自分の意志で退職を選んだ人は、自己正当化のため、自衛隊を悪く言う人が多いです(全員がそうとは限らないけど)。
自己正当化のために自衛隊を実際以上に悪く言う人の言葉を真に受けると、判断を誤ることになります。
実際の自衛隊を知らずに、自己正当化のために自衛隊を実際以上に悪く言う人の言葉だけをきくと、自衛隊の労働環境は超絶ブラックだと勘違いすることになりかねません。
あと、クオーラで、現職がこの手の質問に答えていましたが、その現職の人は、即応予備自衛官の人と関わったことがあるそうです。
即応予備自衛官の人たちは、たいてい、自衛隊を辞めたことを後悔しているそう。
なぜ後悔しているのか、仕事の面で、民間と自衛隊を比べると、自衛隊のほうが楽だった。
給与やボーナスも自衛隊のほうがよかった。
民間は仕事は大変だし休みも少ないし、給与も少ない、とのこと。
この一点のみを取り上げて、自衛隊はブラックではない、と言うことは簡単ではありますが、即応予備自衛官になる人というのは給与に不満を抱えていることが多いです。
だから即応になっている人が多い(即応は年間40~60万円前後の手当がもらえる)。
元自衛官で、民間で、平均より給与を多くもらっている人は、まず即応になったりしません(例外もあります)。
バイアスがあることは考慮しないといけません。
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