幽霊は存在するか|心霊現象

 幽霊は存在するかどうか。
 幽霊を含む心霊現象は、だいたいは勘違いや思い込み、脳が疲れているための幻覚や幻聴、錯覚です。
 人間の脳が正常に機能する範囲は意外と狭いものです。
 たとえば水を飲まない、食べ物を取らない、睡眠をとらない、それだけで人間は異常な状態になります。
 薬物やある種の食物、アルコールのたぐい、ほか、精神的なショック(エンドルフィンの欠乏など)も影響を与えるはずです。

 個人的には人間の思い込みも、影響すると思います。
 幽霊や心霊現象が存在すると強く信じている人は、錯覚や幻覚を見やすいはずです。
 一種のプラセボ効果です。

 デジャブや予知夢なども同じです。
 リアルな夢というのも時々ありますが、単なる夢に過ぎません。
 誰かの記憶が入り込んで~とか、過去に生きていた人物の思念が入り込んで~とか、はたまた未来の情景を夢としてみるなど。
 そのような不思議な夢をみる尤もな理由は「単に疲れているだけ」である可能性が高いです。

 占いや魔術なども、認知バイアスなどを利用したものであって、一種の錯誤であることがほとんどです。

 異なる階層のグラフを重ねて相関していると思い込むのも、認知のゆがみだと思います。

 しかし幽霊を含む心霊現象のすべてが、上記のような錯覚や脳のエラーなのかというと、断定することは出来ません。
 細菌の発見は17世紀です。
 17世紀以前の人に細菌の話をしても、理解されないはずです。
 それと同じで、霊的な何かが科学的に証明されることも、将来的にはあり得ます。
 従って幽霊を含む心霊現象は存在するかどうかの正確な答えは「分からない。今は確認はされてないけど、実はあるかもしれない」になります。

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