Amazonの、とある映画のレビューを読みました。
その映画は、民族的な内容です。
暴力的な描写が多いです。
そのレビューを意訳すると――
自分には子どもがいるが、この映画を自分の子どもには見せたくない。
悲惨な歴史は知らないほうがいい。
未来の希望だけ考えて欲しい。
怒りや憎しみはマイナス要素でしかないから。
詐欺師のせいで自殺した女性
とあるメディアサイトで取り上げられていた話題。
男の詐欺師が女性を騙して女性は結局自殺したそうです。
詐欺師は付き合っていた女性からお金を借りて返しません。
女性は医療関係のお仕事。
女性は給料日のたびに男に貢いで、自分は食べるものにも困って電気も止められて……という状態。
詐欺師は、大企業に勤めるサラリーマンの設定だけど実際は無職で、妻子もいます。
女性は自殺しました。
離れたところからみると、なぜこんな男に騙されるんだろうと疑問に思います。
けど、この女性、すごくいい人だったんだろうなとも思います。
親や兄姉から愛されて、世の中の悪意や悪い部分に接することなく大人になって……そして詐欺師に出会った。
実際のところは分かりません。上記は想像です。
もし上記の想像がおおむね正しいとすれば『悲惨な歴史は知らないほうがいい。未来の希望だけ考えて欲しい。怒りや憎しみはマイナス要素でしかないから』は果たして正しいのかどうか疑問に思います。
自分は子どもはいませんが、もしいるなら、早い内に色々なことを知って欲しいです。
良いことも悪いことも含めて。
悪い部分の比率が多くなると、性格が歪みそうですが(笑)
この世界は、姿見みたいな部分があります。
考え方や性格が歪んでいる人間には、この世界は歪んで見えるはずです。
ま、映画ごときで、世の中の悪意を知れるかどうかはまた別問題かもしれません。
リアルな体験が一番です。
要は、あまりに過保護に育てると、いざ自分自身の思いの及ばない悪意に出くわしたとき、飲み込まれてしまうかも……ということ。
そういう最期は哀れです。
セリーナ・ウィリアムズは物騒な地域に住んでいた
セリーナ・ウィリアムズは女子テニスの歴史に残る選手だと思います。
彼女は子どもの頃からテニス漬けの日々を送りました。
彼女の親は、彼女のテニス人生を考えて、わざと治安の悪い地域を選んで住んだそうです。
セリーナが幼い頃、一家はミシガン州のサギノーから、危険な都市として有名なカリフォルニア州ロサンゼルス群コンプトンに引っ越した。娘たちに物騒な物事に対する免疫をつけ、競争で優位に立てるようにするのが狙いだったらしい。
『成功は“ランダム”にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方』より
物騒な地域に住むと、慎重さとか、人間関係の妙には明るくなるのかもしれません。
勝負の世界は非情なところがあるので、そういう意味でも役に立ったのかもしれません。
しかしこの例は少し極端な気もします。
治安の悪い地域に住んで勝負感を鍛えようなんて(笑)
過保護に育てるよりはいいかもしれないけど……一長一短ありそうです。
治安が悪い場所は、命の危険もあるだろうし、違法薬物なども蔓延しているだろうから、そういう部分も考えないと駄目だと思います。
けれども過保護に育てるよりは逞しくなっていいのかもしれません。
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