最近はさっぱりバイクに乗らなくなりました。
週末にお買い物に行くときに乗るぐらいです。
週に1~2回ぐらい。
給油の頻度は、通勤にバイクを使っていた頃は、月に2~3回でしたが、いまは数ヶ月に1回です。
ところでバイク通勤をしていたとき、いつもバックプロテクターを装着していました。
服の上からです。
フルタイプのプロテクターは、装着と脱着は面倒です。
バイク便のライダーが付けている率が高いです。
胸と背中だけを保護するタイプもあります。一時期、このタイプを使っていたこともあります。
プロテクターを付けはじめの頃は、背中だけではなく、胸や膝、肘などにもプロテクターを付けていましたが、面倒になってどんどん外していって、最後にはバックプロテクターのみが残りました。
手軽でいいです。
プロテクターの実用性は、よく分かりません。
リスクホメオスタシス理論というのがあって、簡単に説明すると、危険を回避する手段や対策をしても、人間はそれによって安全になった分だけ利益を期待し、より大胆な行動をとるようになる。だから危険が発生する確率は変わらない、というもの。
この理論を当てはめると、ライダーが重装備になればなるほど、バイクの速度が上がったり安全確認が疎かになります。
……確かに、一理あるかもしれません。
半袖シャツと半キャップ、そしてノーグローブという装備だったら、速度は抑えるはずです。
バイクにABSをつけてもあまり意味はない、ということにもなりそうです。
ABSがついてるから、速度を少々オーバーしてもいいよね、ということになるので。
ちょっと話はそれますが、日曜日や祝日、裏道を爆走する四輪や二輪を見かけませんか?
あれは大半はサンデードライバー(またはライダー)だと思います。
リスクホメオスタシス理論を当てはめるとすると、平日は乗っていないから事故に遭いようがない。
休みの日にしか乗らないから、平日の分の危険を休日に凝縮してるんじゃ……という気がします。
単なるバカなのかもしれませんが。
バイクのプロテクターの実用性は、個人的には怪しいと思っています。
確かに、プロテクターのおかげで命拾いした、軽傷で済んだ、という話は聞きます(生存者バイアスかもしれません)。
当然、つけるのとつけないのでは違いはあるけど、それよりもプロテクターがあるから大丈夫という過信を生むのではないかと思います。
つまり、バイクに乗る人が全員プロテクターをつけるようになれば、怪我の程度は軽くなったり、死傷や負傷率は低くなるはずです。
けれどもその代わり全体の事故数が増える可能性があります。
自分はバックプロテクターのみをつけていましたが、それはどうしてか。
後ろからだと、厳つくみえます。
なので、無理な追い越しとか減るのかなあと考えました。
プロテクターを付けてない場合、もしくは装着した場合を比べるのは同じ状況を再現できないから、検証はできません。
けど、自分の前を行くバイクのライダーがプロテクターを付けていたら、一目は置きます。
とはいっても、要は乗り方だろうとも思います。
人間は、空気を読む力が強くて、ちょっとした挙動に違和感を覚えたりします。
運転がおぼつかない、または初心者だと、嫌がらせ的なことをされたりも多いです。
初心者、または運転が変な人は、自分の運転がズレていることに気づきません。
だから、プロテクターをつけたとしても、煽られる人は煽られると思います。
バイク通勤についての記事は以下のエントリーをご覧ください。
・原付二種スクーター(アドレスV125)で通勤して分かったこと
コメント