貴志祐介さんの『悪の教典』を読みました。
面白かった!
貴志祐介ファンなら、オススメです。人が死にまくりなので人を選ぶ部分はありますが。
ストーリーは――生徒に人気のある高校教師は、実はシリアルキラー(連続殺人鬼)。
彼は学園の中に自分の王国を作ろうとする。
しかし、1つのほころびがやがて大きくなり、取り返しの付かない事態へと発展する。
彼は、自らの悪行を隠蔽するため大量殺人を計画する――
Amazonのレビューなどでも指摘されてますが、不整合というか、筋運びに、現実離れしたところが色々とあります。
粗探しが目的ではないので、その点は割愛します。
自分はそういうところを含めても『悪の教典』は一級のエンターテイメント小説だと思います。
面白かったから、マンガ版も読みました。
Kindle版は、1巻は無料です。※価格についてはリンク先で確認してください。無料期間が終了している可能性があります。
映画もレンタルで観ました。
マンガ版のほうが好みでした。
映画は、エンディング曲が云々ではなく、原作を端折り過ぎだと思います。
映画の時間枠の関係でそうなったのかもしれないけど。
あくまで原作を読んだ人向けと感じました。
予備知識なしで映画を観たら、退屈に感じるかもしれません。
エッセンスは詰め込んであるとは思います。
それに比べてマンガ版は原作に忠実です。
多少、時系列が前後する場面はありますが、大筋はほぼ同じです。
映画版での一番の不満は、釣井先生のエピソードがばっさりとカットされていたことです。
久しぶりに、何度も読み返したくなる小説でした。
『悪の教典』は、貴志祐介ファンで、人が死にまくることに抵抗がないならオススメです。
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