「魔法少女まどか☆マギカ」感想|脚本虚淵玄

まどまぎのきゅーべい
 今更ながら「魔法少女まどか☆マギカ」を視聴しました。
 脚本が虚淵玄でなければ、視聴していません。
 これは明らかに普通じゃない物語だと予想できます。
 虚淵玄が関わっている限りは、見る価値はある作品だと思います。当たり外れはあるにせよ。

 レビューを読む限り「魔法少女まどか☆マギカ」の、主なターゲットは低学年女児ではありません。
 普通の少女が魔法の力で悪と戦うストーリーっぽいけど、それはあくまで表面上の話です。
 魔法少女に名を借りた、ダークファンタジーらしい。

 12話しかないから手軽に視聴できるのも良いです。

「まどマギ」は結局面白いのかどうか

「まどマギ」、全部視聴しましたが……なんとも評価の難しい作品だと思いました。
 子ども向けではない、シリアスな大人向けの作品と聞いていたけど……大人向けとも言えないとも感じました。
 中高生向けに思えました。

 エントロピーとか熱力学第二法則云々、感情がエネルギーに変換については、うまく誤魔化している感じはするけれども、アイデア的にはアリでも、危ういというか、なるほど! そうなんだ! とは納得できなかったです。
 まあここら辺は所詮アニメだからという部分です。

 ヤカンのお湯はやがて水になります。
 感情をエネルギーに変換してそのヤカンの水を沸騰させ続けようということですが――ナンセンス。
 とは言ってもここが要諦なので、これを否定すると物語が成り立たなくなります。
「まどマギ」面白かったけど、この肝心の部分は、ちょっと肩すかしではありました。
 最終話も、しっくりとは来ませんでした。

 粗探しをしているつもりはないですが(粗探しは簡単)、レビューが高評価だから、期待値を上げすぎたかもしれません。

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