催涙スプレーは持ち歩くと警察に没収される

 はてな匿名ダイアリーで、女装癖のある男性が、警察から職務質問された話を読みました。
 所持品の中から催涙スプレーが見つかって、催涙スプレーは没収されたそうです。
 催涙スプレーは持ち歩くと軽犯罪法に触れるそう。

 考えてみれば――護身用ならOKということにしてしまうと、際限がなくなってしまいます。
 催涙スプレーを犯罪に使うことも可能です。

 はてな匿名ダイアリーの、くだんの件を読む限りは、警察が横暴みたいに思えますが、警察の立場になって考えれば……仕方がありません。適切な職務の範囲内に思えます。
 犯罪者が「いや、これは護身用なんですよ」と嘘をついて、警察が「そうなんですねーじゃあお気を付けてー」とかなるとコントになってしまいます。
 
 前科もない、善良な一般市民からすると、警察が横暴に思えるのは、自分は犯罪者ではない、悪者ではない、ということが本人は分かっているからなのだと思います。
 しかし警察からしてみれば、相手が善か悪かなんてそんなことは分かりません。疑ってかかるのが仕事です。
 犯罪者は、嘘をつくことを屁とも思ってないはずです。
 客観的にみれば、職務質問を受けて、違法なものが見つかったから没収された――だけです。

 そういえば、陸上自衛隊の前期教育では、ガス体験といって、催涙ガスの充満したテントに生身で入って耐えるという訓練があります。
 一定時間経ったら、そのテントの中でガスマスクを装着します。

 催涙スプレーは経験ないですが、催涙ガスは蚊取り線香のようなにおいがしました。
 目が開けられなくて、涙が出て、鼻水も沢山でます。

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