・日本人は核兵器被害への解像度が「かなり高い」民族であり、諸外国では単なる「強めのバクダン」として認知されているのではという話
核兵器は強めの爆弾という解釈で間違いないです。
通常兵器でも人が住む都市に向けて使えば十分に残酷です。
核兵器との差はエネルギーの規模と放射線障害があるかどうかです。
東京大空襲では一晩で10万人が亡くなりました。
広島では原子爆弾1発で、諸説あるけど7~10万人が亡くなりました。
1945年の12月末までにおよそ14万人が亡くなったようです。
核兵器は殺戮の効率化でしかありません。
日本人は、平和教育のおかげで、逆に核兵器を特別視しすぎなのではと感じました。
通常兵器も十分に残酷です。
第二次世界大戦で日本は原子爆弾を落とされたから、日本は降伏を選択したと考える人が、特に外国人は多いようですが、日本の敗戦決定に核爆弾が全く影響していないとはいえないものの、最大の理由はソビエト参戦だと思います。日本はソビエトを通じて、和平交渉を行おうとしていたけど、その仲介役が敵になったのでもう継戦は無理となりました。
核兵器について日本は持つべきかどうか。
核兵器を持つと、敵国に先制核攻撃の口実を与えかねません(日本が我が国を核兵器で攻撃しようとしたから先に核で攻撃した、という論法)。
核兵器を持っていなければ、通常は、相手国が核兵器を使うことはないです。もし、それがあるとすれば使った国は国際的に死ぬことになります。
上記は論理です。
○○だから○○が起こるはずがない。
これは机上の空論であって、実際は論理で計り知れない部分はあります。つまり、こちらが核兵器を持っていなくても、何かの偶然じゃないけど、あり得ないことが重ねって、不幸な結果になることは、国対国ではなくても、身近な人間関係でもあり得ることです。
それを踏まえても、個人的な意見としては核兵器は持つべきではないと考えています。
もし日本が核兵器を持てば、管理するためにそれなりの資金と人的リソースを割かなければなりません(人材に関してはエリート中のエリートでなければなりません)。
使うことは万に一つもない(と論理的には考えられます)のに、多くのリソースを割くのはもったいないです。
前述したように、核兵器を持つと、先制核攻撃の口実を与えることにもなります。
だからといって、核兵器は絶対反対、未来永劫持ちません、核兵器は廃絶します、というのも反対です。
議論は必要です。
そしていざというときに作れる技術も確保しておかなければなりません。
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