11年間乗ったアドレスV125を売却

 ヤフオクに出品していたアドレスV125ですが売れました。
 売れなければ、自賠責が切れる来年6月まで手元に置いておくつもりでしたが、売れてしまいました。

 落札価格は76,000円です。
 バイク屋で同程度のものを買えば12~13万円はするはずです。
 オークションでも、8~9万円ぐらいはすると思います。

 11年間、乗ったので、それなりに思い入れはありました。
 最近は無理矢理乗っていた感もありましたが(動かさないと不調になるので)、いざ手元から消えるとなると、すこし寂しい。

 しばらくバイクなしの生活を送ってみようと思います。
 このままバイクに乗らなくなるもよし、また欲しくなれば買うもよし。

 思えばここ3年ぐらいは個人的に、激動というか、色々なことが起こりました。
 仕事を会社都合で辞めて、職業訓練でデザインなどを学び、個人事業主になり、家族が亡くなり、猫も老衰で亡くなり(その子どもの猫も最近老衰で亡くなりました)、10年間乗ったアドレスV125も手放し、そして引っ越し……
 生きていれば色々なことが起こって当たり前です。
 自分自身は、大きな怪我や病気もなく(帯状疱疹にかかったぐらい)いたって元気なので、それは運が良かったです。
 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず……ということで、人生とはそういうものだろうなと思います。

 ▲売却前に満タンにしました。
 次に乗ってくれる人が気持ちよく乗れるように。

 アドレスV125の給油の回数は、およそ10年間で282回でした。
 平均燃費は38km/lでした。

追記

 所詮は「モノ」です。
 それは分かっているけど、手元から離れると……喪失感はそれなりに感じました。
 大事に乗って欲しいという感情もありますが、人手に渡ってしまえばそれを言う権利はありません。

 雨ざらしにされて放置されたり、または管理が悪くて盗難に遭って乗り捨てられたり、または事故にあってぐちゃぐちゃになったり……という姿を想像すると哀しい。
 所詮は「モノ」というのは分かってはいるけど……
 そんなふうに考えるなら売らずに手元に置いておけば良かったのでは、とも思いますが手元に置いておく必要性もあまり見いだせません。
 なので売って正解だったかなと思います。
 また欲しくなれば買います。

更に追記

 寂しさの原因について分かりました。
 それは、別れだからなのだろうと。
「別れ」はつらいものです。
 それがたとえ知人レベルの人でも、自分の場合は、身をえぐられるような感情を覚えます。
 友人ならなおさらだし、ましてや恋人だったりしたら、数日間は寝込んだりします。
 ものとの「別れ」もやはり辛いものなのだなと思います。

コメント

  1. オリーブ君 より:

    すぐに売却できたようで、良かったですね。

    私は2008年4月に購入しし、現在45,000キロのアドレスをまだしつこく乗っています。最近はタイヤ交換も大変疲れるので、まだ使えるタイヤのついたホイールを落札して、交換用に前後とも保管しています。
    Vベルト、ウエイトローラ、クラッチアッシーも保管しています。
    もし本体を事故で破損したらすべてが、ゴミとなってしまいます。
    K7は11.2PSありますから今の新型では恐らく加速に不満が出ることでしょう。
    香椎の近くに引越しされても足として、バイクが必要になりませんか。
    私は近くのコンビニや図書館まで行くにもスクーターを使っておりますが。

    • yamabekaname より:

      コメントありがとうございます。
      整備士さんには「手放さない方がよい、また欲しくなったときに、売れた値段では買えない」と言われました。
      それに、しっかりと整備すればあと10年ぐらいは乗れそうでした。

      バイクがあれば便利ではありますが、なくてもどうにかなると判断しました。
      香椎の賃貸マンションもバイクは置けるんですが、集合住宅ですから盗難に対する備えも強化しないといけないし……と考えると今のところは売って正解だったと思います。