アニメ版「プラネテス」19~26話の感想

アニメ版プラネテスの後半エピソード

 前回、前々回については、以下のエントリーをご覧下さい。
アニメ版「プラネテス」1~9話の感想
アニメ版「プラネテス」10~18話の感想
19話「終わりは いつも…」
 木星往還船「フォン・ブラウン号」乗組員の1次試験の様子です。
 原作にもあるエピソードですが、若干改変あり。

20話「ためらいがちの」
 宇宙空間での試験の様子。
 アニメ版オリジナルエピソード。
 閉鎖環境試験では、ウクライナ人のレオーノフが出てきます。
 ああ、このお兄さんは、事故で正規クルーを外されるんだよな……なんて考えていたら、そのエピソードはアニメ版ではカットされていました。
 代わりに、というわけではないと思うけど、田名部とクレアが同じような状況に置かれることになります。
 それはもっと後の話になります。

21話「タンデム・ミラー」
 アニメ版オリジナルの要素が多いけど、個々のシチュエーションは原作にもちらほらとあります。
 ハキムってやっぱりそうだったんだ……という話。

22話「暴露」
 アニメ版オリジナルストーリー。
 うーん、あまり好きじゃないかな。
 特に最後は好きになれないです。

 田名部が黙っていた件は、田名部がギガルト先生に謝って、ハチマキに言えば良かったのに。
 ま、ギガルト先生のことを考えると言えなかったのかもしれません。
 先生は、弟子に弱みは知られたくないでしょうから。

23話「デブリの群れ」
 アニメ版オリジナル。
 終着に向けてのエピソード。

24話「愛」
 見所は終盤。
 田名部愛とクレアが月面で遭難する話。
 ハチマキが助けにくるのかと思ったらそういう展開にはならず。

25話「惑い人」
 テロ事件から半年後の話。
 ハチマキは試験に合格し、フォンブラウン号の正規なクルーになりました。

 ハチマキはバイクで移動しますが、途中事故にあいます。
 すると田名部がそこに通りかかります。
 この偶然はどうでもいいです。ナンセンスだけど、フィクションなので。
 しかしハチマキの実家は千葉。
 田名部の実家は北海道。
 この距離の差は致命的です。
 バイクで行ける距離ではありません。暇な大学生ならいざしらず……。まあここを突っ込むのは無粋かもしれません。
 または、実家は北海道だけど、ハチマキの家の近くに住んでいる設定なのかもしれません。

26話「そして巡りあう日々」
 最終回。
 しりとりの場面は原作にもあります。

 原作は、結末に違和感がありました。
「愛し合うことだけはどうしてもやめられないんだ」
 これが結末? という肩すかし的な気分を抱いたことを覚えています。
 それに比べるとアニメ版プラネテスの結末は無難にまとまっていると思います。

アニメ版プラネテス全体としての感想

 アニメ版「プラネテス」は面白いです。
 
 原作と設定が変わっていて新キャラも多いから、改悪だと思いがちだけど、それは誤解だと思います。
 全部見終わった上でそう判断するなら、まあそれは仕方がないです。
 人の考えはそれぞれ違いますから。
 最初の数話で見るのをやめるのはもったいないです。

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