歩行者を優先する4輪と、そのまま突っ走る4輪の違い


※初めに断っておきますが、4輪(もしくは2輪)が歩行者をないがしろにしてけしからんという話ではないです。

 以前はバイク通勤でしたが、最近は電車に乗るようになり、従って歩く距離も増えました。
 道を歩いていると、駐車場や店舗などから4輪が出てきて鉢合わせになる場合があります。
 歩道上では、どう考えても歩行者が優先ですが、中には、時々、歩行者がいてもお構いなくその前を横切る4輪や2輪がいます。

 田舎なのか都会なのか、という場所柄も関係するようです。
 個人的な印象としては、田舎は車優先で都会は歩行者優先。
 車の運転で郊外ばかりを走っている人が、もし都会にでる場合は注意をしたほうがいいです。
 田舎と同じ感覚で車を運転すると事故を起こします。

 ところで、なぜ車(運転者)によって、止まったり止まらなかったりするのかと疑問に思いました。
 法律的には、歩道の手前だと一時停止が必要です。
 守っている車がいるかどうかは賛否の分かれるところだと思います。
 個人的には、人や自転車、障害物がなければ、かつ見通しも良ければ、一時停止は必要ないと思います。
 徐行で充分です。
 自分が運転者の場合、標識があるならそれに従いますが。
 問題は、人がいるのに、一時停止しない車です。
 もしくは、このままだとぶつかるという進入コースでやってくる車。
 時々、そういう横暴な運転をする車がいますが、なぜなのか。
 これは想像ですが、恐らく、そのドライバーは、歩行者のときは、車に道を譲っているのではないか。
 人間は自分を中心にものを考える傾向があります。
 自分が歩行者のとき、自分は車に道を譲る。だから、歩行者は車に道を譲るべきだ――
 そんなふうに考えているのかもしれません。

 逆に言うと、歩行者を優先させる4輪のドライバーは、たぶん、車を降りて歩行者になったとき、極端な言い方ですが、4輪なんてお構いなしに突っ走るタイプなのかもしれません。
 つまり、歩行者が優先されて当たり前、と考える。
 なぜなら、その人が4輪に乗っているとき、歩行者を優先させるから。

 歩行者のなかには、ペーパードライバーとか、そもそも免許を持ってない人もいるだろうし、ドライバーも、近くのコンビニに行く時も車を出すような人だったら、そもそも歩いたりしないでしょうから、上記の予想が当てはまらない場合もあると思います。

 ちなみに自分は2輪に乗っているとき、横断歩道などで歩行者を発見したら、出来るだけ譲ります。
 後ろに車がいる場合は、その距離にもよるけど、停まらない場合もあります。停まると逆に危ないこともあります。

 歩くときは、基本、車に道を譲るということはないです。
 ただこれは場所によります。
 幹線道路の真ん中は、4輪の走るところですから、歩行者優先と主張しても通らないと思います。
 あくまで裏道とか、狭い道とか、もしくは商業施設の出入り口とかです。

 もちろん、こちらが優先だからといって、何も考えずに歩くことはありません。
 出会い頭でぶつかりそうになって、たいていは車が停まってくれますが、そういうときは軽く会釈とか片手を上げるようにしています。
 それだけで、どちらもいい気分になれると思います。

コメント