生まれて初めてマクドナルドのハンバーガーを食べた日のこと

 生まれて初めてマクドナルドのハンバーガーを食べた日のことはいまでも覚えています。
 小学校の3年生でした。
 ハンバーガーには、憧れというかなんというか、手軽に食べられるものではなかったので、かといって高級なもの、というわけではないけど、日本の文化にはない、アメリカ文化を象徴する食べ物、というイメージを持っていました。
 おそらく、ハンバーガー自体は、食べたことはあったはずです。
 当時でもスーパーマーケットのパンコーナーとかで売っていた記憶はあります。

 なにバーガーだったか、というのはおぼろげですが、記憶の糸をたぐると「てりやきマックバーガー」だった……ように思います。
 けど、チーズバーガーだったかもしれません。
 両親か、もしくは親戚の人か、それは忘れましたが、映画を見に行き、帰りにマクドナルドに寄ってテイクアウトしました。
 家に帰ってきて、待望のハンバーガーを食べました。
 まずかった!
 なんだこれ……味が濃い。
 全部食べたかどうか覚えていません。
 レタスが熱でやられて、甘ったるいタレが舌に絡んで、とにかく喉が渇きました。
 作りたてじゃなかったのも関係していると思います。

 いまは、マクドナルドのハンバーガー、特にまずいとは思いません。
 自分が変わってしまったのか、それともマクドナルドが変わったのか。
 もしくは両方なのか。
 慣れ、というのもあるかもしれません。
 そうはいってもマクドナルドのハンバーガーを食べるのは年に2~3回ぐらいです。
 あまり食べないのは、不味いからとか、価格が高いからとかではなくて、家の近くに店舗が存在しないからです。
 けど、むかしはマックといえばおやつというか間食的な印象でした。
 300円程度で食べられるような。
 いつの間にか価格があがって、セットで頼むと結構な値段になるので、お得感はありません。
 500円なら、別のものを食べようか、とも思ったりします。

 ▲久しぶりに行きました。
 てりやきマックバーガーとポテトを注文。

 ▲ポテトは残念ながら冷えてました。
 けど美味いです。
 クセになる味です。
 マクドナルドのハンバーガーは飽きやすいけど、時間が経つとまた食べたくなります。

コメント