福岡市高宮「びっくり亭」の焼肉は世界一?
福岡市南区の高宮に「びっくり亭」高宮店という定食屋さんがあります。
職業訓練の同級生Sさんいわく「高宮のびっくり亭は世界一おいしい」のだそう。
グルメなSさんが言うのだから間違いないのだろうと、2人でその「びっくり亭」高宮店に行ってきました。
「びっくり亭」は、西鉄高宮駅から歩いて数分のところにあります。
界隈は飲食店が建ち並んでいます。
「びっくり亭」の営業時間はお昼は11時半から15時まで。
夜は17時半から22時半まで。
売り切れになると、お店は営業終了になるようです(よくあることらしい)。
高宮の「びっくり亭」が一番おいしい?
「びっくり亭」は、幾つか系列店がありますが、Sさんによれば高宮の「びっくり亭」が一番おいしいとのこと(そして世界一おいしい)。
同じ看板でも地域によって若干違いがあるようです。
▲お店の前です。こじんまりとした感じです。
▲びっくり亭高宮店の店内。
広くはないです。
カウンター10席前後、2人がけテーブル席が6ぐらい。
お昼時は、満席で待ち時間が発生することもあるようです。
今回お邪魔したのは、平日の11時半で、オープン直後でしたが、カウンター席の半分ほどがすでに埋まっていました。
▲「びっくり亭」のテーブルには、特製の辛味噌が置かれています。
▲この辛味噌がおいしいらしい。
「びっくり亭」のメニューと注文の仕方
▲「びっくり亭」のメニューはシンプルです。
基本メニューは「焼肉」になります。
注文の仕方は「1人前」「1.5人前」「2人前」で通じるようです。
料金は1人前800円、
1.5人前1,150円、
2人前1,600円となります。
ご飯は別になります。
ごはん小が150円。
ごはん大が200円。
ごはん特盛が300円。
※ごはんには、お味噌汁がつきます。
ごはんは「大」が基本サイズです。
普通は「大」を頼んだ方がいいです。小食の人は「小」
ほか、キムチ(350円)や枝豆(350円)もあります。
飲み物はウーロン茶(200円)のほか、アルコールもあります。
生ビール(550円)や日本酒(400円)、チューハイ(400円)など。
頼み方としては「1人前、ごはん大(もしくは特盛)」など。
焼肉は1人前は800円で、2人前だと1,600円。
その計算だと1.5人前は1,200円のはずですが、1,150円です。
50円お得なので、沢山食べたい人は1.5人前を頼むといいかもしれません。
焼肉やご飯は持ち帰りも可能です。
※価格は税込み。
「びっくり亭」のごはん大と特盛の比較
▲ごはん特盛とごはん大はこれぐらい違います。
自分は焼肉1人前とごはん大を注文しました。
Sさんは、焼肉1人前とごはん特盛。
Sさんはそんなに食べるように見えませんが、かなりの大食いです。
この特盛りサイズのご飯を2杯ぐらいは軽く食べられるはずです。すごい。
Sさんは、食べ放題のお店に行くと店員から「そんなに食べられるわけないだろう」とバカにされることも多いとか。
けど普通に食べてしまう――そんな感じの人です。
ごはんに付属するたくあんですが、輪切りにされているのが特徴的でした。
普通は半月に切ります。
輪切りのたくあんは豪快です。
▲びっくり亭の焼肉1人前が到着!
炒めたキャベツと豚肉(主にサガリ)が鉄板に乗っています。
鉄板がジュージューで脂が飛びまくる! 服にニオイがつくので、汚れてもいい格好のほうがいいかもしれません。
味付けは、基本は塩胡椒とすり下ろしニンニク……だと思います。
▲これぞ男の定食料理! という感じ。
客層は男性が多いけど、女性が皆無という訳ではありません。
自分たちが座っていた隣のテーブルには若い女性客がいました。
しかし、比率は男性が多いでしょうか。
お味噌汁は何度でもお代わりできます。
ご飯はお代わり不可。
自分はお味噌汁は1度もお代わりせず。
Sさんはなんと3回もお代わりしました。
味噌汁は、白味噌系で、具はわかめと麩で、出汁があまり利いてなかったです。
白味噌の風味がつよくて、単品でのむと薄味だったけど、焼肉との相性は抜群でした。
▲辛味噌をつけていただきます。
テーブルの上には、辛味噌のほか「びっくり棒」というものがあります。
鉄板の下に置いて、油を偏らせることができます。
辛味噌を、その油に溶かして、ラー油みたいにして食べるのが作法みたいです。
辛味噌をキャベツと豚肉につけて、それをおかずにして白ご飯を食べる!
時々味噌汁。
うまい。
鉄板焼きが濃いめの味付けで、味噌汁は薄味でバランスが良かったです。
世界一おいしい? 「びっくり亭」の焼肉定食
「びっくり亭」の焼肉、肉が好き、脂っこいものが好き、辛いのが好きなら、お勧めできます。
自分は、おいしさ的には豚ステーキ「十一(といち)」と、同クラスかなと思いました(値段的にもほぼ一緒)。
Sさんにそれをいうと――
「十一もおいしいけど、十一とびっくり亭のお店が隣同士なら、十一には行かない」
十一のほうが上品な感じはします。
十一については以下をご覧ください。
・豚ステーキなら福岡の赤坂「十一」が美味しい
「びっくり亭」高宮店は、王道の焼肉定食が食べられるお店でした。
世界一おいしいかどうかは別として、B級料理、駅前の定食屋さんとか、男のスタミナ料理というくくりの中では、うまさは最上の部類に入るかもしれません。
ファンが多いのも納得の味でした。
追記
記事を読んだSさんからメールが届きました。
S「1.5人前の50円安いが分かりづらいので、もうちょいと説明した方がいい。あと、世界一美味しいの意味が通りにくいかな。世界一美味しい鉄板の店……と勘違いしそう」
ということなので、1.5人前の値段の表記については加筆を行いました。
「世界一おいしい」については、Sさんが絶賛していたのは確かで……実は記事の文面の3倍ほどは熱く語っていました。
「びっくり亭に星を付けるなら100個」とか……
ただ、あまり期待値を上げすぎるのもよくないと思ったので抑えめに書きました。
Sさんにとってはそこが不満だったようです。
なので「すべてを含めて一番おいしいお店と書き直す? いやそれよりも、1,000円前後で食べられるお店としては世界一おいしいのほうがいい?」と尋ねると――
まぁ僕は「びっくり亭」高宮店の鉄板焼肉は、全ての食い物屋の中で、他を寄せ付けぬ頂点だと思ってるけどね!
Sさんは続けて、
あの辛味噌がうまいんだよ! あの辛味噌を口にした瞬間に世界が変わったんだ――
こう言い切りました。
鉄板焼きは、おいしいけど、そんなに絶賛するほどではない。しかしあの辛味噌と融合したときに、おいしさが激増する!
だそうです。
「びっくり亭」高宮店、食べたことのない人は、ぜひ。
辛味噌が決め手です。
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