ある人が、アメリカの司法試験を受けて不合格になったとのこと。
アメリカの司法試験の合格率は高いそうです(ネイティブではない外国人の合格率は低いとの情報もあります)。
その合格率の高い試験に合格しないのはよっぽどバカなのかな? みたいに思う人もいるかもしれませんが、試験は、相当に運が左右する要素が高いです。
自分が勉強した範囲がちょうど試験に出てくれば実力以上のパフォーマンスが期待できるし、切り捨てた部分(司法試験だとそういうのは通用しなさそうですが)が大設問として出てきたら実力以下の成績になったりします。
大数の法則に照らして考えれば、何度か試験を受ければ正当な評価ができるのではないかと思います。
平均への回帰でも説明できます。
たまたま調子が悪かった。
何がいいたいかというと、試験に不合格だったからバカ、というのは短絡的です。
ここからは話はちょっと変わります。
人間が生きていく上で、当たり前のことが分かっていない人がたまにいます。
文章で表すのは難しいけど、客観的な視点というか思考みたいなもののことです。
その人の言動を見れば、分かってないんだろうなというのはなんとなく分かります。
どういうことかというと、日本人が外国に行く。日本語を話す。通じない。なぜ通じないんだと怒ったり現地の人間をバカにする。
または、英語圏の人間が非英語圏の国に行き英語を話す。英語が通じないと分かると怒ったりバカにしたりする。
これは、主観で考えると、納得できます。
自分は英語を話す(または日本語を話す)、だから相手がそれに合わせるべきだ、という考え。
しかし、客観的に考えれば、どちらが悪いのかは明白です。
主観で考えると思考が歪みます。
客観的に考えると、その歪みよくみえることもあります。
この客観的な思考や視点が分からない人って結構な頻度でみます。
そういう人でも起業で成功することも可能だし、お金持ちになることも十分可能です。
おそらく学歴は関係ありません。
学士だろうと修士だろうと博士だろうと分かってない人はざらにいます。
このような人の特徴としては、人生において受け身であれば、特に問題はないと思います。
だけどトラブルが起こると、問題が出やすいように感じます。
なぜなら視点が歪んでいるから正しい(と思われる)答えを出せないからです。
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