お祭りの露天でものを買わない理由

露店
 夏祭りなどで露天が出る場合がありますが、1人の時は、ほぼものは買いません。
 2人で、もしくは複数人で行くときはその場に雰囲気に合わせます(買うこともあり得る)。
 1人の時は買わず、複数の時には買うのは、1人だけ買わないなんて言うと場がしらける可能性があるからです。

 なぜ1人の時は買わないのか。
 たとえば食べ物なんかだと、衛生的な問題もありますが(露天の食べ物は衛生環境が劣悪なものが多い)、それは最大の理由ではありません。
 最大の理由は、子供の頃の出来事にさかのぼります。

 何歳ぐらいかははっきりと覚えていません。小学校に上がる前でした。
 5~6歳だったと思います。
 500円を持って、露天で200円のものを買いました。
 おつりが30円でした。
 子供ながらに、あれ、これはおかしいと思いました。
 けど、悲しいかな、人生で初めての経験だったから、なんといえばいいか分かりませんでした。
 こいつは(露天の店員)は、わざとやっているのか。それともミスなのか? 子供ですから、それさえも分かりませんでした。今なら分かります。
 大人が、十円玉と百円玉を間違える訳はありません。

 子供だった自分は、どうしていいか分からなかったから、店員の顔をじっと見つめました。1分ぐらい。店員と目が合いましたが、店員は目をそらしました。
 それで分かりました。これはわざとなんだなと。なめてるんだなと。

 露天の人間は、こういうことをするんだと子供ながらに心に刻みました。
 時は流れて成長し、大人になり、自分でお金を稼ぐようになってからは、だから露天でものを買うことは辞めました。
 1人の時は、死ぬまで露天で何かを買うことはないです。

 もちろん、露天の商売人だからといって、皆が皆、おつりを誤魔化すようなせこい人間ではないと思います。
 一部だと思います。

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