郵便局で割り込まれた話

 郵便局で窓口に並んでいたら、中年のオバサンが「すいません、急いでいるので、前良いですか」と割り込んできました。
 無言で割り込んできたら文句はいいますが、低姿勢でその是非を問われたら、特に急いでいるわけでもなかったし「……どうぞ」と譲りましたが、あとから考えると浅慮だったと後悔しました。
 自分の後ろに4人ほどは並んでいました。

 別に、自分の前に1人ぐらい入っても、自分は特に気にしないです。

 電車に乗るときも、時々、横合いから入る人はいるし、それに文句を言ったことはないです。

 コンビニで並んでいるときとかだったらさすがに言います。
「並んでるよ」と。
「ああ、申し訳ない」と並び直すならいいけど、老人とかは「わからん」とか言い出すのもいます。
 そうなるとこちらはちょっと声を高めないといけないわけですが、そうすればたいてい大人しくなります。
 もちろん、耄碌してるなら、もう仕方がないかと思って諦めることもあります。

 郵便局の話に戻しますが、おばさんから「すいません、急いでいるので、前良いですか」と言われたとき、正しくはこう応えるべきでした。
「自分はいいですけど、自分の後ろの人にも訊いてもらまえす? あなたが自分の前に入ると、皆さんその分、遅れることになるので。それとも、自分が後ろに並ぶべきですか?」
 それで、自分の後ろに並んでいる人がOKを出せば、オバサンは自分の前に割り込みできる、ということになります。

 そのときもモヤモヤしました。
 そのモヤモヤはなんだろうと考えたら、後ろの人に訊くべきだったと思い至りました。

 今度、似たようなことがあったら、正しく対処したいと思います。

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