炒め物で肉から焼くのはなぜか

 YouTubeで、自炊している人の動画を見ました。
 包丁さばきは慣れていたので、料理ができる人なんだなと思いました。
 しかし…肉野菜炒めを作るとき、野菜から炒めていました。

 肉野菜炒めや焼き肉炒めのような料理は、基本的に肉から焼きます。
 肉から炒めるのはなぜか。
 肉にしっかり火を通すためです。

※正確には香味野菜から火を入れます。

 フライパンで食材を炒める場合、食材を投入するたびに温度が下がります。
 従って、野菜の後に肉を炒めると、肉を高温で調理することができません。
 火は入るから、肉に火が通らない、ということはないけど、野菜を炒めたあとに肉を入れて、更に高温で火を通すと、野菜に火が入りすぎて食感が悪くなります。
 また、調理に時間がかかるため、野菜から水分が出たりもします。
 だから最初に肉を炒めるのが基本です。
 そのあと、根菜系の野菜、葉野菜、ネギ系と続きます(ネギ類に関しては料理によっては最初に炒めることもあります)。
 味付けは基本的には最後の方です。

 くだんのYouTubeで自炊している人の動画は、料理の素人が見たら、ちゃんと料理しているように見えるようです。
 コメントでは「料理人になるべき」なんて書いている人もいました。

 肉から焼くのは、基本中の基本です。それが守られていない時点でお察し。
 我流丸出しです。

 その人の料理は味よりカロリー優先の料理に思えました。


 ▲飲食店のまかないでつくった料理です。
本日の賄い21食目「肉野菜炒め」
本日の賄い65食目「焼肉定食」

 肉野菜炒めは、肉から炒めるのが基本だけど、別にそれを守らなくてもいいです。
 料理は自由なので、本人がそれでいいと思っているならそれで問題ありません。

 コメントが絶賛だったので、自分の中で嫉妬もあるんだろうなと分析しています。
 自分は、野菜から焼く人の料理を見て、料理がうまい人、とは思わないです。

コメント