読書感想「ダークゾーン」貴志祐介著

※ネタバレありです。
 貴志祐介さんの「ダークゾーン」を読みました。
 舞台は、いちおう軍艦島のようですが、電脳系というかゲームの世界に入って戦っている設定なので、舞台のモデルが軍艦島、ということになるでしょうか。
 最初から戦いの場面があって、駒は主人公の知り合いや友人、先輩とか恩師ですが、その駒が殺し合いをします。
 もう訳分からん、という感じで、この流れを乗り越えることができるかどうかで「ダークゾーン」の評価が分かれそうです。
 自分の場合は……ちょっと挫折しそうになりましたが、なんとか乗り越えました。

 内容自体は、面白いと思います。
 Amazonのレビューでは賛否両論ありますが、自分が星をつけるとしたら……4ぐらい。
 決して駄作ではないし、傑作とまではいかないけど、面白いと思います。
 人に勧められるかは微妙ではありますが、将棋が好きな人なら楽しめるかもしれません。
 ちなみに私は将棋はできません。

 Amazonのレビューにも主人公が駄目だ的なことが書いてあって、それには同意見でした。
 どうでもいい主人公だなと。
 ま、将棋を知っている人ならまた違うのかもしれませんが……

 あとネタバレですが、結末は――
 いわゆる壮大な「夢落ち」です。
 ちょっと拍子抜け。

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