調理師のときに師匠から教わったこと

 調理師として働いていた頃、師匠という存在がいて、色々と教えていただきました。
 詳しくは以下のエントリーをご覧ください。
料理の師匠がクビになった話

 師匠は、問題もあったけど、その師匠から色々なことを教えてもらったのは確かです。
 料理のこと以外では、仕事に対する取り組み的なことも学びました。
 いわく「従業員同士は気を遣わないといけない。接客業なら特に。もし従業員同士で気が遣えないなら、お客さんにも気は遣えない」

 お客がお店にきて、注文を受けて、料理と飲み物を作って提供する。
 お客が飲み食いして、お金を払ってお店を去る。
 文章にすると簡単ですが、たとえばお店の温度が高い低い、飲み物がなくなった、料理の提供が遅いなど、様々なことを考えなくてはなりません。
 授業員は、言われたことだけをやればいいわけではなく、心地よい空間を作り出さないといけません。
 基本はお客の身になって考える、ということだと思います。
 忙しいときでも、できるだけお客には気遣いを心がける。
 当たり前のことだけど、なかなか難しいところでもあります。

 お客に気遣いをするには、従業員同士が親身になる必要もあると思います。
 従業員だから、扱いは適当でいいんだ、なんて考えていると、いずれは足下を掬われることになります。

 飲食店のみの話ではないと思います。
 たとえば、組織なら、例外はあるにしろ、基本は同じだと思います。

 求職者支援訓練で、専門学校に半年ほど通いました。
6ヶ月間の求職者支援訓練が修了

 生徒は20名ほどいました。
 愛想の悪い人はいました。
 生徒同士で気を遣えないなら、職場でも同じだと思います。
 朝の挨拶が出来ない人もいましたが、そういう人は職場でも挨拶しないと思います。
 挨拶は基本中の基本なので、それができないのは、気遣い云々以前の話です。

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