AIによる失業が増えるのはいつか。
あるサイトでは、5年後(2030年)には失業者が激増、一家に一台AIロボが普及するとありました。
現状維持バイアスは強力なものです。
だから5年では、そう変わらない。
※現状維持バイアスとは、変化を避けて現状を維持しようとする心理的な傾向のこと。
スマホの普及はだいたい15年ぐらいはかかりました。
AI関連が社会に浸透するのもおなじぐらいかかるはず(またはそれ以上)。
しかしその前に、光電融合デバイス技術や量子コンピューター、そしてAGI(人間並か、それ以上の汎用人工知能)のような技術が出てくることが前提です。
現状だと、AI関連は消費電力がバカ高すぎます。
光電融合デバイス技術は実現すれば消費電力が劇的に下がります。
しかし、デバイスが増える、AI関連の使用電力が激増で、総使用電力は現状と変わらないか、若干増える可能性もあります。
AGI、光電融合デバイス技術や量子コンピューターがセットになって、更に常温核融合の技術が加われば、ロボティクスは驚異的に発展するはず。
人間とそう変わらないアンドロイドが登場するのも時間の問題です。
それらを考えると、実際に失業者が増えて社会問題になるのは……2040年ぐらい。
技術革新の速度が指数関数的に速まると考えても(それでも社会の変容は緩やか)、2030年代半ばから後半ぐらいと思います。
失業者が増えて社会問題になるのは早くても10年後ぐらい(個人的には15~20年かかると予想します)。
これからの数年はメディアでは、AIによる失業問題を大げさに取り扱うはず。センセーショナルだから。
実際は大した問題ではないと思います。
悪いことばかりではないです。
介護や建設、飲食、配送などの人手不足も、2035年頃から徐々に解消すると思います。
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