「けものフレンズ」(1期)を見ました。
個人的な好みとして、大ヒットした作品は敬遠する傾向が強いです。
なぜ敬遠するのか。
その手の作品に触れても、その作品の良さがよく分からないから。
当然、合う合わないというか、個人の嗜好によるところも大きいとは思います。
大ヒットしている作品が嫌いというわけではないです。
たとえば…海外ドラマのゲームオブスローンズは大好きで、面白いと思います。
ということで「けものフレンズ」ですが、あまり期待してなかったというのもあってか、面白いと思いました。
確かに子供向けではあるし、作画が稚拙というか、違和感があるところもあるし、展開が強引だったりもしますが、そういう部分は小さなところに過ぎません。
世界観やキャラが秀逸で、そしてどこか不穏な空気を感じさせる雰囲気など、単純な子供向けと切り捨てるには惜しい作品と思います。
美少女アニメではなく動物アニメ。
惜しむらくは…といっていいものか、結局のところ子供向け作品なので、友情やコメディが強調されて、世界の秘密が明かされない点は残念に思います。
SFに重点をおいて、大人向けにリメイクすれば興味深い作品になりそうです。
けものフレンズは完成度が高くバランスも良いと思うけど、このぐらいの作品は世の中にごまんとあると思います。
そして、他の作品は「けものフレンズ」みたいにヒットしません。
それはなぜか。
身も蓋もない言い方ですが、ちょっとした運が左右したのだと思います。
アニメの世界に限らず、こういうよくわからないヒットというのが時々発生します。
普通の人は、売れたもの、有名になったものについて、「ヒットする理由があるから売れたんだ」と誤解します。
理由は、実はほんの些細なことにしか過ぎない場合が多いです。
Amazonのレビューを読んでいると、完成度が高い点を褒めている人が目立ちますが、あのたぐいのレビューは、けものフレンズがヒットしたがゆえに視聴したユーザーが大半だと思います。
他を知らない。だからべた褒めする。
私は「けものフレンズ」をおとしめるつもりはありません。
面白いと思いました。
しかし、正当な評価を受けているか、という問いなら「過大評価」と思います。
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