「ベター・コール・ソウル」シーズン2の第10話「引き金」の感想


 冒頭は回想で、チャックとジミーの母親が亡くなる場面。
 母の最後の言葉を聞いたのはチャック1人だけでした。
 思い通りにいかないというか、こんなにも想っているのに……というチャックの心の叫びが聞こえてきそうな場面。
 けど……兄弟の不仲の原因は、チャックにある……といってもいいと思います。
 チャックは、嫉妬をしていたんだと思います。

 いつか忘れましたが、回想場面にチャックの恋人が出てきた時も、その恋人がジミーと仲良くしてて、チャックは嫉妬していました。

 母の最後の言葉からすると、ジミーが好きだったのだと思います。
 手のかかる子ほど愛しいとはよくいいます。
 出来の良い兄は、ほっといてもいい。出来の悪い弟を心配するのは、親としては間違ってないと思います。
 とは言っても、兄の視点に立つとまた違った部分も見えてきます。

 チャックは母の言葉を認めたくなかったから、ジミーに辛く当たっていたようです。
 分からなくもないです。

 回想場面のあとは、コピー屋さんの話に戻ります。
 チャックは、興奮の余り発作を起こして転倒し、頭を打ちます。
 ジミーはそれを見ていて、咄嗟に助けにいきます。

 チャックは病院に運ばれます。
 チャックは、頭に怪我して病院に搬送されたけど なぜジミーがすぐに駆けつけたのかをすぐに理解しました。
 それは店員を買収したからに違いない。だから、ジミーは近くに潜んで様子を見ていた。だからすぐに駆けつけることができた。
 その通り。 

 けどそこにエルネストが、自分がジミーに電話したと言い出します。機転が利くといっていいのかどうか。
 しかし、そうすると、やはりメサヴェルデの書類の不備はチャックが間違っていたことになります。

 後半、チャックは考え方を変更します。
 自分が間違っていた。
 自分は弁護士の資格がないと嘆きます。
 HHMも退職して、弁護士も辞めるそうです。
 これは芝居かと思っていたら案の定でした。

 ジミーは、チャックを元気づけるため、全てをさらけ出します。
 チャックの推理は正しかったと認めます。

 この10話がシーズン2の最終回? と思ったけど、まだ続きそうな気配です。
 シーズンをまたいでの話は、海外ドラマにはよくある手法ですが。

 全体の感想としては、面白かったけど、シーズン1のほうが自分は好きです。
 マイクとジミーがあまり絡まなかったのは残念。
 大きな事件が起こるかと思ったらそうでもなかった。
 シーズン3に期待します。

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