inspiron 11 3000を購入しました。
最初にCeleronのエントリーモデルを購入して、そのあと、ほんの1日後ぐらいに、Pentiumのエントリープラスモデルを購入しました。
最初からエントリープラスモデルを購入しておけば良かったです。馬鹿なことをしました。
※各モデルのベンチマーク比較は最後にあります。
それは良いとして、前述のようにinspiron 11 3000は2つのモデルがありますが、異なるのは3点。
CPUがエントリーモデルはCeleron N3050(N3060)。
エントリープラスモデルはPentium N3710(N3700)。
メモリ(RAM)は、エントリーモデルが2GB。エントリープラスモデルは4GB。
ストレージについては、エントリーモデルは規格がeMMC、容量は32GB。
エントリープラスモデルは規格がSSD、容量は128GB。
分かりづらいと思うので表にしてみました。
エントリー | エントリープラス | |
CPU | Celeron N3050 | Pentium N3710 |
メモリ | 2GB | 4GB |
ストレージ | 32GB(eMMC) | 128GB(SSD) |
性能的には、CPUの差は2倍程度。
ネット閲覧、テキスト編集程度なら、体感差はほぼないと思われます。
やや重い作業などでは、差は顕著になるはずです。
コアの数もCeleronは2、Pentiumは4なので、マルチタスクはN3700のほうが得意と思われます。
たとえばファイルをコピーしながら、何か作業をする的なマルチタスクだと、やはりエントリープラス(Pentium N3700)のほうがスムーズに動くと予想できます。
メモリが2GBと4GBの違いも結構大きいです。
ま、こちらもネット閲覧、テキスト編集程度なら、特に体感差はないかもしれません。
ブラウザでタブを沢山開く、複数アプリを起動して、切り替えながら作業する使い方だと、エントリープラス(Pentium N3700)のほうが快適に操作できるはず。
最大の違いは、個人的には、eMMCかSSDかの部分。
最初に断っておくと、容量は特に気になりませんでした。
32GBは確かに少ないけど、SDHCカードを追加すればいいし、外付けHDDを追加すれば容量の問題なんてどうにでもなります。
eMMCの残念な点は読み書きの速度です。
自分は、eMMCはSSDの親戚だと思っていて(実際フラッシュメディアということでは間違いではない)、速度もそこそこ速いのだろうと思っていましたが、実際に使ってみると、かなりモッサリでした。
SSDより少し劣るぐらいだろうと思っていたけど、少しなんてものではなく大幅に劣ります。
実はCPU(N3050)が足を引っ張っているというオチなのかもしれないけど……
USBメモリをつないで、回復ドライブの作成を行いましたが、eMMC搭載のエントリーモデルの場合、9GBぐらいの容量で、リカバリ領域の作成に3時間ほどもかかりました。
そのディスクを用いて、リカバリを行いましたが、こちらもやはり3時間ほどかかりました。
信じられないぐらい遅いです。
これは壊れているのでは? と思える遅さ。
プリインストールアプリてんこ盛りの初心者向けPCじゃあるまいし……
OSの再インストールなんて、数十分で終わるのが普通です。
※後日、エントリープラスモデルでも、USBメモリでリカバリー領域の作成を行いましたが、やはり3時間ぐらいかかりました。eMMCだから遅いというわけではないようです。
inspiron 11 3000のレビュー記事では、エントリープラスがお勧めされていることが多いけど、自分も同意見です。
正直、触ってみるまでは、軽い作業だったら両者にそんなに大きな差はないだろうと思っていました。
もしメインで使っているデスクトップ機のストレージがHDDなら、エントリーモデルの動作の速度は特に気にならないかもしれません。
しかしメイン機でSSDを使っていてその体感速度を知っているなら、エントリーモデルのeMMCの激遅さにイライラすると思います。
2万円程度高価になるけど、エントリープラスのほうがお勧めです。
エントリープラスモデルはサクサク動きます。
比べてみれば一目瞭然です。
外側は同じような形をしているけど、中身はまるで別物です。
エントリープラスモデルはスペックが高いから、ストレスも少なくてお勧め――的にいう人は多いけど、その言葉に間違いはありません。
一方はまるで5~6年前のノートPCみたいにモッサリ。
inspiron 11 3000のベンチマーク比較
inspiron 11 3000のベンチマークの比較です。
▲inspiron 11 3000、エントリーモデル
結構健闘していると思います。
▲inspiron 11 3000、エントリープラスモデル
ベンチマークソフトの数値的にはそれほど大きな違いはないです。
体感的には、1.7倍前後ぐらいの差は感じます。
▲こちらはメインのデスクトップ機です。
マザーボードが安物で、SATA2なので、ディスクの数値が低いのだと思います。
おまけ。
▲こちらは、2009年製のモバイルノート。
「FMV-BIBLO LOOX C/E70」
2009年当時における「FMV-BIBLO LOOX C/E70」のスペックはミドルクラスぐらい。
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