「星を継ぐもの」は好きなSF小説です。何度も読んでいます。
続刊の「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」も読みました。
「内なる宇宙」は未読です。
それにしても「巨人たちの星」という題名はどうにかならなかったものかと疑問に思います。
文字だけ見たら野球のアニメと勘違いしそうです。
個人的に一番面白いと思うのは最初の「星を継ぐもの」です。
アマゾンレビューでもおおむね高評価です。
酷評もあります。翻訳が下手、難しすぎる、引き延ばしがひどいなどと言われています。
確かに一理あるかもしれません。
SFというか、科学や宇宙に興味がない人だと、読み進めるのは苦労しそうです。
放射性炭素年代測定とか漸新世とかいう言葉の意味が分からないと楽しめないかもしれません。
1970年代の小説なので、それを考慮する必要も感じます。
長篇ではなく中篇ぐらいが妥当かなと思います。
現在の半分ほどの分量が適正なのかもしれません。
あと、見解の分かれるところでしょうけど、個人的にこの作品は好きなんだけど、作中に漂う雰囲気はあまり好ましいとは思えないです。
白人至上主義的な雰囲気がします。
別に差別小説だと言っているわけではないです。
古い時代の白人博士が考えたすごい未来、という感じの世界が小説で描かれている……という感じ。
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