「ダンジョン飯」感想


 ダンジョン飯を11巻まで読みました。
 この漫画が一昔前に話題になったときに1~2巻を読んだけど、そのときの感想は、出オチ…? 一発屋? みたいな感じで、あまり良いものではなかったです。
 流行の飯関係を扱ったコンテンツ。
「魔物を食する」というのは斬新ではあるけど、単なるそれだけの作品に思えました。
 キャラも、話の流れも、定型の域を出ておらず(特に1~2巻)、売れているのも中世ファンタジーと飯を融合させたところが物珍しいからだろうと思いました。

 あと、九井諒子先生は女性作家なので、そりが合わないかもしれないという危惧があり、これは個人的なものです。
 ギャグのセンスというか、作風というか、そういうのが個人的に合わない女性作家が多いです。
 漫画家に限らず、小説家、文筆家でもそうで、どうも合わない人が一定数います(女性作家がすべからく合わないわけではない)。
 ダンジョン飯も女性作家だし、絵柄もレディースコミック寄りで、当初は好感が持てなかったです。

 ……しかし3巻あたりからハイファンタジーの様相を示してきて、読み進めるうちに、自分の認識が間違っていたことに気づきました。
 ダンジョン飯、面白いです。
 素晴らしい。
 キャラの掘り下げもうまいし、何より世界観のセンスがいいです。
 ところどころ挟まれるギャグも良いです。

 好きなキャラはマルシルです。アンブロシアという杖もいい。アンプロシアはギリシア神話に登場する神々の食べ物の名前からとったと思われます。古代ギリシア語で「不死」という意味があるので、エルフとの相性もよいです。

 何度も読み返したくなる漫画は少ないけどダンジョン飯はそんな数少ない漫画のひとつです(1~3巻あたりはだるいけど)。

 アニメになっていないのが不思議。

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