トキワ荘と母親|「まんが道」


「まんが道」読みました。
 面白かった。
 読むとやる気が出てくる漫画です。
 徹夜は避けた方がいいと思いますが。
 夜寝て、朝起きて、決まった時間に作業をするほうがおそらく効率はいいはずです。

 SNSで、この「まんが道」ではないけど、トキワ荘を扱った作品に関して、ある違和感を指摘する人がいました。
 当時、トキワ荘に入居していた漫画家たちは売れっ子で、身の回りの世話を母親がやっていた例が多かったそう。
 藤子不二雄先生の場合はどちらも都内出身ではないので(富山県出身)、トキワ荘で母親が身の回りの世話をしていたことはないはずです。
 都内出身の漫画家の場合は、母親がトキワ荘に通って、炊事洗濯などを行うことはあったようです。

 トキワ荘を扱った作品で、母親が出てくるのはまれだそうで「まんが道」にもそのような描写はありません。
 ある漫画家の場合(石ノ森章太郎)、姉が時々来ていた例はあります。
 身の回りの世話をしていた母親の描写がないのはおかしい、女性差別的なニュアンスで言及していました。

 トキワ荘を題材にした作品で、その入居者の母親が出てこないのは(トキワ荘を扱った作品でも、母親の記述があるものもある)シンプルに「チェーホフの銃」だと思います。
 物語の筋に関係ないから、母親が出てこないだけです。
 女性軽視とか、女性蔑視の思想はないと思います。

 一昔前のライトノベルやアニメなど、親が出てこないことが多いです。それはやはり親が物語の筋に関係ないからだと思います。
チェーホフの銃(Wikipedia)

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