2016年7月25日の午前3時半頃、東京町田市で、散歩をしていた75歳の女性が、突然若い男から暴行を受けて重傷を負う事件がありました。
ニュース記事によると、女性は引き倒され、蹴られて、肋骨を骨折したらしいです。
通り魔的な犯行かとも思ったけど、どうやら、高齢女性が男にあとをつけられていると感じて、方向転換し、男の注意をひいた、ということのよう。
目撃したわけじゃないから、確かなことは分かりません。
本当に男が高齢女性を尾行していたのかもしれません。
75歳だからといって、性的暴行の被害者にならないとは限りません。
色々な性癖があります。
だけど女性側の勘違いだったのもあり得ると思います。
男性は、単純に歩いていた。
すると前方に高齢女性がいた。ちらちらとこちらを振り返った。
人は、人に見られると腹が立つものです。
なにガン飛ばしてんだ、ということです(笑)
加えて、人は、人がどう思っているのか、もしくは感じているのか、敏感に察知できる生き物だと思います。
たとえば人が犬を馬鹿にする。
するとその犬ってその馬鹿にされたことを感じ取ることができます。
なので、女性がもし、後ろの男性を不審者じゃないかと思っていたら、男性はその不審に思われていることを感じ取ったはずです。
歩いているだけなのに、不審者扱いされて、激高したのかもしれません。
とは言っても、だから高齢女性に非がある、とも言い切れないです。
手を出した時点で、男は本当の不審者になりました。
もし、高齢女性の勘違いだとしたらその高齢女性は浅はかではありました。
けど、それにわざわざ付き合う男も馬鹿です。
中学3年生のとき、友人と2人で、大きな公園に遊びに行きました。
夕方、帰るために家に向かって歩いていると、前方に、小学3~4年生ぐらいの男子と、恐らく小1ぐらいの男子の兄弟が歩いていました。
兄貴がちょこちょこ振り返ります。
こちらは普通に歩いているだけです。
けど、兄貴は、つけられていると思い込んだようです。
突然こちらに向かって何かを叫びました。
どういった言葉かは忘れましたが。威嚇の言葉です。
こちらは中学3年生です。
普通に歩いているだけです。
面食らいました。
兄貴にしてみたら、弟を守るために必死なのかもしれないけど。
一応、喧嘩を売られましたが、さすがに、小学3年生相手に何かできるわけもなく、こちらは友達と顔を見合わせて苦笑しただけです。
似た例はよくあって、こちらは10年ほど前ですけど、夕方、ジョギングしていました。
すると、前にいたオバサンがいきなり振り返って立ち止まり、こちらの顔をジロジロ見ました。
オバサンにしてみたら、こちらが不審者に見えたようです。
けど、ただこちらはジョギングしているだけです。
なのにそんなふうに見られるのは腹立たしかったです。
だけど、やっぱりジロジロ見られたからといって「何みてるんだ」と声をかけたら、その時点でおかしな人になります。
人を見たら泥棒と思え、という言葉がありますが、人を泥棒扱いすると、本当に泥棒になりかねません。
不審者じゃないかと思ってジロジロ見る行為は、墓穴を掘る可能性が高いです。
本当に不審者だった場合、その不審者を怒らせることになります。
お店で、一見のお客さんがきた場合、紳士として扱うと、そのお客さんは本当に紳士になるそう。
ピグマリオン効果として、人は期待された通りの行動をとる傾向があるそうです。
逆はゴーレム効果といいます。
人を見たら泥棒と思え、というのはいわゆるゴーレム効果にあたります。
だけど、相手が本当に不審者(犯罪者)である場合もあります。
相手を問答無用で好ましい人物と決めつけて接すると、それはそれで問題があります。
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