放送大学、専門科目「文化人類学(’14)」履修を終えて

放送大学の専門科目「文化人類学」

 文化人類学の放送授業とテキストを履修しました。
 科目によっては、放送授業は、テキストを読んでいるだけ、というのもあったりしますが、この文化人類学に関しては、テキストを中心としてはいるけど、取材映像が適宜挟まれたり、フィールドワークの画像があったりして、変化に富んだ構成でした。

自分なりにイメージしていた「文化人類学」

 テキストのほうは、章ごとに違う先生方が執筆されているのも関係していると思いますが(放送大学のテキストはたいていそうですが)、テーマが飛び飛びで、頭に入りづらい感じはしました。

「文化人類学」ということで自分なりにイメージしていたのは次のようなことです。
 人類社会の成り立ちの歴史から始まって、人類がどのように文化を形成していったのか。
 個々の集団の文化の変容、変遷であるとか、文化と文化の繋がりについてなど。
 確かにそのような部分もありましたけど、全体的には概要というか梗概というか、人類や文化、社会の大まかなことが中心で、あまり詳細な部分はなかったように思います。
 限られた紙面、時間でのことなので、突っ込んだ部分は難しいのかもしれません。
 所々でてきた、ある部族の成人にまつわる風習とか、婚姻に関することなどは興味深く学べました。
 全体的に「広く浅く」という感じだったので、ひとつ、何か中心的な民族、大和民族でもいいし、アイヌや琉球でもいいですが、中心になるテーマがあって、それに比較して他の文化や民族はどうか、という考察があっても面白かったかなと思いました。
「文化人類学」は専門科目ですが、教養学部としてはあくまで基礎的な位置づけだと思うので広く浅くというのは仕方のない部分かもしれません。

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