知らない爺さんに「社蓄」と呼ばれる

 ある日曜日の夜、イオンにお買い物に行きました。
 帰る途中、自転車に乗った爺さんがすれ違いざまに「しゃちくが」とつぶやくのが聞こえました。

 最初は単なる独り言(性の喜びおじさんみたいな)、もしくはハンズフリーで通話でもしているのかと思いました。
 爺さんはおそらく「社蓄」と言ったのだと思います。
 自分は現在自営業で、外出時はスーツを着用しています。
 爺さんからは自分が仕事帰りのサラリーマンに見えたのかもしれません。
 特にぶつかりそうになったわけでもないです。
 さて自分はどうしたか。
 意味を理解したとき、喧嘩を売られているなと感じました。
 しかし、何もせずそのまま立ち去りました。

 とは言っても、自分は個人事業主の自営業者なので、サラリーマンではありません。
 社蓄と呼ばれたとしても、実際は違うので、怒るのも微妙かもしれません。
 たとえば、特定の国の人の蔑称などがありますが、それを他人から言われたとしても、自分は日本人なので、怒りよりも当惑が先にきます。
 しかし、気分の良いものではないです。

 何もせずに流したことは、結果的に良かったと思います。
 頭のおかしなジジイと関わっても利益はありません。

 同時に考えました。
 日曜日にスーツを着ると浮いてしまうなと。
 平日にジャージ姿で街を出歩くと浮きますが(無職と思われる)、日曜日にネクタイを締めてウロウロするのも同じぐらい浮くことなのかもしれません。

 スーツを着ているからサラリーマンと考えるのは浅はかであり、とんでもないボケジジイです。
 気づかせてくれてありがとう爺さん。爺さんが一刻も早く地獄に落ちますように。

 自分は基本的には敬老の精神をもっていますが、上記のようなジジイは別です。まあ、この爺さんはサラリーマンにコンプレックスでもあるのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました