包丁で指を切ってしまう事故を防ぐには

 包丁と怪我については、以前にも似たようなエントリーを書きました。
包丁の使い方|包丁の、怪我をしない使い方やルールなど
 その記事の補足です。

 おさらいですが、包丁を使っていて指を切るときって、ほとんど手が滑った場合です。
 包丁を持つ手が滑ったとき、包丁の刃の先に指などがあると、切れてしまいます。
 よくあることです。

 この事故を防ぐには、刃の先に、指などを存在させなければいいです。
 手が滑っても、刃は空を切るだけです。
 なるべくなら手が滑るのを防ぐほうがスマートではあるけどそれは難しいです。
 自動車事故でも同じですが、事故を起こしたくて運転している人なんてまずいません。
 調理も同じで怪我したくて調理している人なんて普通はいません。しかし、事故は起こります。
真アジの腹に包丁を入れる
 私は調理師として15年ほど働きましたが、指はよく切りました。
 特に最初の2年間ぐらい。
 2年を過ぎると、指の怪我はだいぶ減って、10年目ぐらいになると、指を切るという怪我は、数年に1度の頻度にまで落ちました。
 従って、経験が何より大事といえるかもしれません。
 もちろん、誰しもが最初の2年間は怪我をしまくって、10年目で怪我をしなくなるわけではないと思います。
 人によっては、10年過ぎても、怪我が絶えないこともあるかもしれません。
 逆に、よく怪我をしたのは半年ぐらいで、1年も過ぎるとほとんど怪我をしなくなる人もいるはずです。

 また自動車の例を出すと、免許取り立ての頃は、慎重に運転して事故は起こしません。
 3年目ぐらいになると気が緩んで事故を起こす確率が高くなります。
 そこから分かれると思います。事故を定期的に起こす人と、無事故になる人。
 運も関係するけど、普段の心がけというか、考え方も影響するはずです。

 包丁で指を切らない方法のまとめとしては、以下になります。
 包丁の刃の先に指を持ってこない。

 刃を自分に向けていなければ、もし手が滑っても、指を怪我することはありません。
 刃を、自分のほうに向けて調理すると危ないです。

 あとは……やはり慎重に作業することが大事です。
 業務としてやっているとどうしても時間に追われる場合もあるし、そんなときは怪我をしやすいです。
 特にイレギュラーな行動は、怪我のもとだと思います。
 
 まな板は通常、横向きにして使いますが、何かの拍子に縦向きで使用したり、そういう、本来の使い方ではない、イレギュラーな使い方をすると、ものを壊したり、自分が怪我したり、といったことが多いです。

 話は少し変わりますが、スーパーマーケットとかで、かごを、変に持っている人とか時々います。
 カートを押さずに引いている人とか。

 あの手のタイプは、包丁で怪我をしやすいのではと予測しています。
 ものにはたいてい正しい使い方があるので、それを逸脱した使い方をすると、不幸な結果を招く場合が多いです。

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