はてな匿名ダイアリーで「誰も書かないフリーランスの真実」というのを読みました。
一理ある部分はありますが、少し偏った意見だとも感じました。
要約は以下。
・得意分野に集中できるのは嘘
・生産性が上がるのは嘘
・収入が増えるのは嘘
・誰にも雇われない生き方は嘘
一つずつ自分なりの解釈を述べます。
・得意分野に集中できるのは嘘
フリーランスの場合、営業や経理も自分で担当しないといけないから、逆に得意分野に集中できない、とのこと
フリーランスといってもいろいろとあるから、それによっても変わってくると思います。
自分もフリーランスですが、確かに確定申告の2月の中旬あたりは面倒です。
ものを仕入れて加工して売るような仕事ではないから計算は楽ではありますが。
事業所に属して働いている人(いわゆるサラリーマン)で、自分が望むことをやっている人は果たしてどれだけいるのか疑問です。
世の中を見渡せば、車の運転をしている人、コンビニで接客をしている人、なにもつてのない会社に飛び込んで営業する人、様々な見かけますが、そのほとんどはお金ためにやっているとしか思えません。
そういう意味ではフリーランスは、少なくとも仕事は選べるわけだから恵まれているとは思います。
得意分野というか、好きなことをしてそれで稼げるかについては、一概にはいえないと思います。
好きなことと、稼げる仕事は、離れている場合もあるから、妥協も必要です。
稼げるけど、好きじゃない仕事というのがあったとして、この場合モチベーションの維持が難しいです。
だからといって好きなことばかりに注力するとお金が稼げないです。バランスが大事だと思います。
・生産性が上がるのは嘘
フリーランスは満員電車に乗る必要がないけど、客先常駐ならサラリーマンと一緒で通勤が必要とのことですが…一部の例を取り上げて揚げ足を取っているようにしか思えません。
客先に常駐しないといけないフリーランスなら、フリーランスの意味がないと思います。
自分がフリーランスになって良かったと思う点は、在宅勤務なので通勤時間がゼロになった点です。
週5日働くとして、通勤が行きと帰りで合計1時間として、週に5時間も得する計算になります。1ヶ月にすると20時間、1年で240時間です。素晴らしい。
時間だけではなくて、電車などで見ず知らずの人と狭い空間に閉じ込められるストレスもありません。
車やバイクで通勤するなら事故などの可能性もあったりします。やはりこちらもストレスです。
在宅勤務だと、それらのストレスはありません。
しかし在宅勤務は、自制しないとだらけてしまうこともあるので注意が必要です。
・収入が増えるのは嘘
フリーランスは、保険や年金、税金をすべて自分で払わないといけないので、サラリーマンより経費がかかって、しかも収入も不安定。
もし収入が増えたとしても税金も増える―とのこと。
これはその通りだと思います。
事業所に属して働くほうが気楽でいいです。
たとえば半年後の経済状況を予想できるか。
サラリーマンなら比較的簡単です。
けれどフリーランスは難しいです。
思わぬ出費があったり、逆に思わぬ収入があったりして、安定していません。
最初の頃は、ストレスのせいで、体調がおかしくなったりすることがありましたが、2年も経てば慣れました。
しかもその2年間は赤字ではなかったので運が良かったと思います。
フリーランスは、妻帯しているとか、養う子供がいるとか、はたまた借財があるとかだと相当厳しいと思います。
・誰にも雇われない生き方は嘘
フリーランスは上司もいなければ部下もなくて自由にできるのは幻想。
フリーランスはいろいろな会社に雇われている状態だから上司は無数にいるとのこと。
考え方としては理解できます。
しかし、嫌な仕事なら引き受けなければいいだけだとも思います。
会社だと、嫌いだから付き合わないという選択肢は難しいです。フリーランスだと、会社勤めに比べるとその点は楽です。
少し話はずれます。
一般的なフリーランスとは少し異なるかもですが、自分の仕事はクリエイティブな面が大きいです。
自分にとって上司とは誰かと考えると、取引のある会社の担当者ではなく…お客さんだと思っています。
買ってくれるお客が自分にとって上司です。
褒められればうれしいし、批判されると腹が立ちますが、その批判の理由を考えて、次につなげようと思います。
上司は、部下が駄目な仕事をした場合、良くない評価を下します。
逆に良い仕事をした場合は賞賛するものです。
そういう意味では、お客さんに喜ばれる仕事をしたいと思います。
上司(お客)から悪いところ指摘されて、素直に聞かず、言い訳ばかりするのは進歩がありません。
上司(お客)もいろいろだから、常にそちらが正しいとは限りませんが。
会社の上司でも、客観的に批判してくれるなら有意義と思います。
主観的過ぎたり感情的だったり、勘違いに基づいて批判してくる上司もいます。お客さんも同じです。
見極めは難しいところはありますが、しっかりとそこがクリアできれば、良い方向に進めるはずです。
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