「ベター・コール・ソウル」シーズン5を視聴しました。
シーズン4が自分は面白いと思えず、シーズン5は少し懐疑的な目で見始めました。
最初はやっぱり駄目だ……と感じました。
ジミー、もといソウルが嘘ばかりついて、不誠実で、見ていて不快でした。
キムはそんなソウルから離れていくものかと思ったら、真逆で結婚してしまいます。
そんな調子で共感できないものだから、途中までは、うーん、面白くない……という感想でしたが(特にハワードに対する態度や、ボーリングとランチの時の娼婦はひどい)、終盤、700万ドルの下りはそれまでの間延びしたエピソードが嘘のように緊迫感があって良かった。
シーズン6に続きますが、是非視聴したいです。
シーズン4では、マイクとソウルはほとんど関わりがなかったけど、シーズン5では濃厚に関わります。
……言っても仕方がないけど、マイクおじいちゃん強すぎ。
もう少し若ければ説得力もありますが。
もう少し若ければ、という点は全キャストにいえることで、今回、DEAのハンクも登場しますが、ブレイキングバッドの前の話なのに、ちょっと老けすぎです。
まあ、ソウルも老けてますが。特にマイクは老けすぎです。
シーズン5を見終わった後、少しだけブレイキングバッドのソウルが出てくる場面を見直しましたが、ブレイキングバッドのソウルは初々しいと思いました。
ちなみにソウルの登場は、ブレイキングバッドのシーズン2の8話です。
物語の本筋とは直接関係ありませんが、シーズン5の1話で、キムがある若夫婦の担当弁護士になるエピソードがあります。
おそらく窃盗で、裁判になると2-4年の懲役か、確率は低いけど無罪。
司法取引すると、5ヶ月の懲役で、キムは取引を進めますが、相手は聞く耳持たず、無罪の可能性のある裁判を望みます。キムは説得しますが、相手はスルー。
見ていていらっとしますが、こういう、相手の話を聞かない人ってざらにいます。
実はこのキムのエピソード、ちょっとした伏線だと思います。
コールセンターの建設予定地に、立ち退かない老人がいて、キムの雇い主は徹底抗戦で立ち退かせようとしますが、キムはコールセンターは別の場所のほうに建てることを提案します。しかし雇い主は聞く耳を持ちません。
ソウルが横やりを入れてきて、立ち退きの妨害を行い、結果、コールセンターは別の場所に建てることになりますが……
キムの雇い主は人の話を聞かないのか? というと、これはちょっと違うように感じます。
キムはそれなりの報酬をもらっているはずで、ボスの意向に沿うように動くのが筋だと自分は考えます。
銀行側は法律違反している訳ではないし、普通より多い立ち退き料を払おうという姿勢も見せているし、立ち退かない老人の側に立とうとするキムは自分は共感は出来なかったです。土地が老人の所有ならばまた違った話になりますが。
今シーズンのキムは、ビール瓶は投げ捨てるし、上司か同僚かに感情的に怒鳴ったりするし、ボスにもたてつくし、ハワードにも冷たいし(話し合いの途中に笑い出すのは失礼にもほどがある)、違和感がありました。
ハワードってソウルにそんなにひどいことしたのかな? と思います。弁護士として雇わなかったのはソウルの兄が反対したからであって、ハワードのせいではないし、ソウルはハワードに八つ当たりしているようにしか見えないです。
自分がなにか見落としている可能性はありますが。
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