海外ドラマ「ホームランド」(S1)第11話「信念と覚悟」の感想

「ホームランド」シーズン1の第11話です。
 ソールは、入院しているキャリーを見舞いに訪れます。
 ここで、キャリーの様子が変なことに気づきます。
 キャリーは、緑のペンが欲しいとわめき散らします。
 興奮している模様で明らかにまともではありません。

 キャリーはいわゆる躁状態となっています。
 これは気分が高揚して、万能感に包まれた状態のこと。
 話は変わりますが、誰しも、躁鬱の気はあると思います。
 ほんとうに病気の人は、抑制が利かないのでしょうけど。
 自分自身も、訳もなく落ち込んだり、逆にハッピーな気分になったりすることはあります。
 落ち込んだときって、なにをやっても上手くいかないし、そういうときは家に閉じこもります。

 けど、キャリーのように興奮するのはやっぱり病気でしょうか。
 これまでもキャリーはちょっと一筋縄でいかないというか、暴走の一歩手前のような行動にでることはありましたが、爆弾事件のあとのキャリーは明らかにそれまでのキャリーとは違っています。
 怪我のほうは大したことなくて、キャリーは退院し、自宅で療養することになりますが、ソールは頭を悩ませます。
 双極性障害という病気が上に知れたら、彼女はCIAの分析官としては生きていけません。
 いちおう、組織に入っているので、そのあと発覚したことについては、大目に見てもらえるんじゃないかと思います。
 機密に触れない分野とかもあるはずだから、普通はそちらに異動になるとは思います。

 ニックは選挙活動が始まると家族と一緒にいる時間がとれないため、週末を利用して家族旅行に出掛けます。
 ゲティスバーグの仕立て屋に立ち寄り、爆弾を装着できるベスト(自爆テロ用のベスト)を手に入れます。
 ここで娘のデイナが鋭い勘を発揮して、ニックの挙動に不審な点を覚えます。
 ニックはなんとか誤魔化しますが……
 これは伏線で、最終回に繋がっていきます。

 キャリーは、ナジールの次の行動について推理を行います。
 半信半疑ながらもソールも協力し、やがて法則めいたものが見つかります。
 キャリーはそれについてニックから情報を聞き出そうとますが、ニックは違法に監視されていたことなどを、CIAのキャリーの上司エスティースに告げ口。
 エスティースがキャリーの自宅を訪れて、彼女のおかしな様子に気づきます。
 彼女とエスティースの対比は、見るに堪えない気持ちになります。
 エスティースは、キャリーを「変なやつ」という目で見ます。

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