アドレスV125のレビュー
アドレスV125のレビューというか感想というか、簡単なインプレッションなどを書いてみたいと思います。
アドレスV125を購入したのは2007年の5月ですから、今年で9年目となります。
アドレスV125のK7といわれるモデルです。
なのでこのレビュー記事もK7についてです。
K7は、燃費と速度のバランスのよい型だと思います。
K5とK6は速度重視型といわれていて、アクセスを大きく開けるとフロントアップしそうな勢いで飛び出すそうです。
K7は、フロントアップはしませんが、ちょっと急減速して、車体を傾けながら再加速すると……フロントアップしたことはあります。
K9の初期型は、あまり速くないといわれていますが、K7と比べたらそんなに違いはないはずです。
恐らくですが、K7とK9が信号で並んで、同時にスタートしたとして、K7のほうが速いでしょうけど、一瞬で点になるとか、そんな違いはないはず。
さすがにK5とK9を比べると、結構な差はあると思います。
現行のK9/L0/L1/L3といわれる型式のアドレスは、速度については持ち直していると聞きます。
アドレスV125の速さ
速いといわれているアドレスV125ですが、それは125CCクラスのスクーターのなかで、ということです。
外車を含めると中程度の速さになるでしょうか。
アプリリアとかは反則的な速さです(笑)
国産に限定するとトップクラスだとは思いますが、トップではないと思います(K5、K6ならトップかも)。
アドレスの加速力ですが、250CCのビッグスクーターと、ほぼ同じです。
最高速は250CCのビクスクのほうが上ですから、結局は抜かれますが、途中まではいい感じで併走できます。
変にカスタムしてあるビクスクならノーマルのアドレスV125のほうが速い場合もあります。
相手が250CC以上のバイクだと最初から勝負にはなりません。
アドレスV125は置いて行かれます。
けど、一般道だと、そんなに速度を出せないから、ついていくことは可能だと思います。
以前何度か、NSR250とかの後ろについて走ったことはあります。
アドレスV125は軽自動車と同じ加速力
アドレスV125の加速力は、250CCのビクスクと同程度と書きましたが、4輪だと軽自動車とよい勝負です。
70~80㎞/hぐらいまでは併走できるはずです。
そのあとは軽自動車に引き離されます。
軽自動車以上の普通乗用車はアドレスV125より断然速いです。勝負にはなりません。
アドレスV125は速い。
4輪をぶっちぎれる。
そう思っている人は多いし、アドレスV125は実際にシグナルダッシュで先頭には立てますが、それは4輪がアクセルを踏んでいないからです。
信号のたびにアクセル全開にする4輪は滅多にいませんが。
エンジン特性の違いというのもあります。
4輪は、低回転でトルクが発生するような作りで、2輪は高回転まで回すことが多い(特に小排気量は)です。
アドレスV125を速くする方法
アドレスV125の加速をよくしたい場合、手っ取り早いのはウエイトローラを軽くすることだと思います。
その場合、燃費が悪くなり、最高速も若干落ちます。
そして危険度もアップします。
なので、あまりお勧めしません。
……といっておきながら自分は17グラムから15グラムに落としていますが。
アドレスV125を速くしたいから、プーリーを交換、クラッチを交換……というのは、費用対効果に合うのかどうかは疑問に思います。
ノーマルアドレスV25よりひとつ抜きんでたい、ということで何万円もかけるのはちょっと割が合わないかなと。
アドレスの駆動系は完成度が高いといわれているので、変に弄るよりはノーマルのままのほうがいいと思います。
価値観は人それぞれですから、改造が悪だとは思いません。
けど、速いバイクに乗りたいなら、排気量の多いバイクに乗り換えるのが王道だと思います。
アドレスV125の最高速
アドレスV125の最高速度は100㎞/h前後のようです。
80ぐらいまでは割とすんなりいきますが、そのあとは徐々に上がっていき、90を超えるとあまり針は動きません。
なので最高速に到達するまでは長い時間と長い距離が必要です。
もし、そんな状態で交通警察に捕まったら免許停止になります。
速度の出し過ぎには注意しましょう。
アドレスV125の燃費
アドレスV125の燃費は、冬場は悪く、夏場はよい傾向にあります。
冬場は、だいたい35㎞ぐらい。
夏場は40㎞前後です。
1リットルのガソリンで、35~40㎞も走れます。
アドレスV125は経済的です。
アドレスV125はカスタムしやすい
アドレスV125は人気が高く、乗っている人が多いです。
だから、カスタムパーツを入手しやすいです。
また何らかのトラブルがあったとしても、乗っている人が多いから解決策がすぐに見つかります。
アドレスV125は小さい
アドレスV125は遠くから見ると50CCの原付と見分けがつきません。
ゆえに原付一種と勘違いされて、無理に抜かれる場合もあるようです。
私はほとんどそういう経験はありませんが、そういう嫌な思いをした、というのはよく聞きます。
煽られたり、無茶な追い越しをされないようにするには、いくつかポイントがあると思います。
箇条書きにします。
・トップケース(後ろの荷台につけるケース)をつける。年齢層があがるようで、遠慮してくれるみたいです。
・マフラーをウルサいものに変える。賛否両論あるでしょうが、マフラーがウルサいと四輪は近寄ってきません。
・車線の真ん中を走る。キープレフトというのは道路の左端を走る意味ではありません。道路をセンターラインで右と左に分けた場合、左側を走る、という意味です。アドレスV125は左側の車線の真ん中を走ってなんら問題はありません。もし道路の左端を走っていれば、後続に対して抜いていいよのサインとなります。
・装備をしっかりとする。フルフェイスをかぶり、夏でも長袖を着用しグローブを填めましょう。気軽な格好だと舐められるようです。
アドレスV125と煽りとかの話題については以下のエントリーをご覧ください。
・原付二種スクーター(アドレスV125)で通勤して分かったこと
アドレスV125はどんなバイクか
アドレスV125が小さいのは事実です。
けど取り回しが楽、ということでもあります。
駐車しやすいのは大きな利点だと思います。
田舎よりも都会向きかもしれません。
田舎だともう少し排気量の大きなバイクのほうが色々と便利かもしれません。駐車スペースにも困らないでしょうし。
頑丈に作られていて、故障が少ないです。
燃費もよく、経済的。
メインバイクが中型か大型で、セカンドバイクとしてアドレスV125を買ったけど、気づいたらアドレスV125しか乗っていなかった、というのはよくある話です。
気軽に乗れる。
気軽に停められる。
アドレスV125はそんなバイクだと思います。
少し古い型のアドレスV125はバッテリーが弱いようです。
アドレスV125のバッテリーについては以下のエントリーをご覧ください。
・アドレスV125(K7)のバッテリーを交換する
コメント
むきになって原付を追い越す運転手(乗用車の)は多いですよ。
乗用車は性能が高いので原付は勝負になりません。
信号間でアクセルベタ踏みする運転手はあまりいないですよね。病気かどうか知りませんが。
ここでいう原付はアドレスv125ですね。
何度か乗る機会があったのですが遅かったです。
コメントありがとうございます。
そうですね、確かに4輪のほうが速いと思います。
正直な話、プリウスのほうが速いです(笑)
無理に抜かれるという話もよく聞きますね。
一番大事なのは安全に目的地に辿り着くこと、だと思います。
今まさにK5所有してます。維持費も安く60キロまでとても素晴らしい加速!
いつまでも大切に乗っていきたいです。現在17500キロほどですがどのくらいの距離まで乗れますでしょうか。また私はウエイトローラーを15gにしてますがノーマルの完成度が高いといわれていますが17gに戻した方がいいでしょうか。100キロでなくても別にいいんですけど。。。(この前試したらメーター読み100は確認しました。もっと出たかもしれないですが怖くて終わりました。。。)
グラムを落として加速が少しでも上がっているのであれば、多少最高速犠牲にしてもいいです。。。
コメントありがとうございます。
走行距離17500㎞は短いと思います! しっかり整備すれば5万㎞ぐらいは大丈夫かもしれませんが、個体差や、乗り方などにも左右されるかもしれません。
自分はK7を、11年乗って距離は4万超えてから手放しましたが、特に問題ありませんでした。
ウエイトローラーは15gでも問題ないと思います!