ANTECの小型PCケース「P50」の感想

 パソコンのケースを10年ぶりぐらいに買い換えました。
 ANTECの小型PCケース「P50」です。

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 以前使っていたのはANTECのSOLOというミドルタワーのケース。
 値段の割には作りが良くて、静音にも配慮したケースでした。大きくて重かったけど。

 今回、メーカーは同じANTECの「P50」。

「P50」、良く出来たケースと言いたいけど……8000円前後のケース(電源なし)としては標準的との感想を持ちました。
 可もなく不可もなく。

 後述しますがP50のフロントパネルの外し方に値段を感じました。
 1万円を越えるようなケースだと、すんなりと行く部分だと思いますが、P50の場合、ちょっとコツがいります。

 あとP50は説明書が薄っぺらい紙切れ1枚でした(SOLOの説明書はどうだったか覚えていない)。

 自作の経験がある人にとっては特に問題ないけど、もし、自作が初めてならP50はやめたほうがいいです。分かりづらいです。
 ケースの難易度としては中ぐらいです。
P50の前面
 ▲「P50」は背は低いけど幅は結構あります。
 高さは36センチぐらい。
 幅は26センチぐらい。
 奥行きは38センチぐらい。

 重さは4.4キログラム。

 2.5インチシャドウベイがふたつ。SSD用。
 3.5インチシャドウベイがみっつ。HDD用。

 前面上部には5.25インチベイがひとつあります。光学ドライブを入れる場所。

 P50には、ファンが前面に12センチファンがふたつ、後方に8センチファンがひとつあります。
 前面吸気、後方排気です。
 前面のファンは静かです。標準でファンコントローラー(ファンコン)がついているので、弱と強の2段階切り替えが可能。
 スイッチを一番下(LOW)にすると、風量は弱。青LEDが光ります。
 真ん中にすると、風量は弱。青LEDが消えます。
 強(High)にすると、風量は強くなり、青のLEDも一段と強く光ります。

※真ん中はファンがオフになるようです。

 ファンの音は、LOWを使う限り、そんなに気になりません。静かなほうです。
P50の後ろのファン
 ▲後ろのファンは8センチで小型ということもあって、ちょっとうるさいです。
 静音ファンに取り替えてもいいけど、そうすると排気が弱くなってバランスが崩れると思われます。
 ファンの数を増やせばなんとかなりそうですが、面倒なのでそのまま使います。

 P50のフロントには、取り外し可能なメッシュカバーがつくようです。
 ということはフロントパネルは外れるはず……
 しかし、スライドさせる突起とか、ボタンはありません。ネジもなし。
P50の説明書
 説明書によれば、手を突っ込んで引けば外れる的なイラストが描いてあります。
 下部に手を突っ込んで、引いてみるけど……外れる気配がありません。無理に力を入れると壊れそう。
 しかし説明書通りに、一か八かじゃないけど、やってみることにしました。
 ケースをひっくり返します。
 くぼみがあるのでそこに手を入れます。
 引っ張る。
 外れそうにない。
 若干反動を付けて引っ張ると――
 外れました。
P50の裏側
 ▲ケースをひっくり返しています。
P50の裏側から
 ここら辺に価格を感じました。
 もう少し値段の高いケースだとすんなりといく場合が多いかなと。
※白い布はエアコンフィルター。メッシュカバーにかぶせました。

 フロントパネル、力を入れて引けば外れますが、気をつけないと破損する可能性もあるかもしれません。
 力の方向が間違っていなければ、まずは大丈夫とは思いますが。
 壊れても責任はとれないです。

 何度か取り外ししていると、馴染んでくるみたいです。
P50のフロントパネルを外したところ
p50、吸気側にフィルターをかぶせ
 ▲前面のメッシュカバーにはエアコンフィルターをかぶせました。これをすると、内部に小さなゴミが入りません。

隙間をテープで塞ぐ

 ※これからの作業は推奨ではありません。
P50のトップ
 ▲P50のトップ、メッシュになっています。
 穴が結構大きくて、綿棒を押し込んだら入るぐらいのサイズ。
 何かものが落ちるのは考えにくいけど、たとえばコーヒーやお茶は絶対に乗せない方がいいです(笑)
 というか、ゴミが入りそう。
 なので、メッシュの内側にテープを張りました。
 ついでに、後ろの、IOパネルの横の部分、恐らくファンが取り付けられる箇所も、テープで塞ぎました。
P50のトップをテープで塞ぐ
P50の後ろの部分をテープで塞
 ▲穴を塞ぐと、空気が籠もって、内部の温度が上昇する可能性があります。
 CPUの温度を確認しながら運用していきたいと思います。

追記
 穴を塞いでしばらく使いましたが、自分の環境だと、特に問題はありませんでした。

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