お肉を焼くとき、塩こしょうをするのは焼く10分前なのか焼く直前なのか、それとも焼いた後がいいのか実験してみました。
自分は、肉を焼いた後に調味料で味付けすることが多いです。
ネットで調べてみると、焼く直前に味付けをする人が多いようです。
中には焼く10分前、もしくは30分前に味付けをする人もいます。
ちなみに食材に塩を振ると、浸透圧の関係で、食材の水分が出ます。
10分前に塩を振ると、食材のうまみが逃げ出して美味しくない、ぱさぱさになるとか、だから焼く直前がいいとか、人によってまちまちです。
肉の種類や部位、火加減や使う道具などによっても変わってくるはずなのでこれはあくまで一例です。
▲今回はアメリカ産豚ロース(とんてき用)を使用します。
使用する調味料は、塩とこしょうです。
個人的にはうまみ調味料をプラスしたいところですが、今回は使用していません。
肉とは関係ないけど包丁は「堺孝行 INOX洋包丁」です。
お肉は三等分に切り、ひとつは焼く10分前に塩とこしょう。
ひとつは焼く直前に塩こしょう。
もうひとつは、味付けなし(焼いた後に塩こしょう)
10分前に味付けしたお肉、特にドリップは出ませんでした。塩の量によって変わるかもしれません。
▲焼いてみます。
最初は強火、表面が焼けたら中火にします。
▲お肉が焼き上がりました。
食べてみます。
――どれも大きな違いはありません。
どれも美味しいです。
ただ、焼き上がった後に味付けをした左側のお肉は、塩加減に少し角がありました。
右側、焼く前に味付けした二つのほうは、塩加減が少しマイルドです。
焼いている間に、塩分が若干落ちたようです。
結論。
今回の実験ではどれも「味に大きな違いはない」と出ました。
肉の種類や部位、火加減や使う道具などによっても変わってくると思われるので、これが絶対の回答というわけではないであしからず。
お肉の味付け、焼く前か焼いた後か、個人の好みでもいいのではと思います。
追記
もう1度実施してみました。
▲今回のお肉も豚ロースです。アメリカ産、厚切り。
▲前回と同じように、ひとつは約10分前に味付け、ひとつは焼く直前、ひとつは焼いた後に味付け。
食べた結果。
どれも一緒……ではなかったです。
10分前に味付けしたお肉はしっとりしていて、焼く直前に味付けした肉と、焼いた後に味付けした肉は、ぱさぱさしていました。
しかしこの差は、味付けではなくて部位による違いかもしれません。
脂身に近かったせいで、しっとりしていたのかもしれません。
あと、サシが入っているかどうかも関係するかもしれません。
お肉の味付け、焼く前か焼いた後か、焼いたお肉がいつもぱさぱさするなら、焼く10分前に味付けしてみる価値はあるかなと思います。
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