「洞窟オジさん」感想


 自販機荒らしが逮捕されて、40数間年山の中などで暮らしていたニュースは当時リアルタイムで聞きました。
 調べてみると2003年のことでした。
 ふと、あの人はいま何してるんだろうと検索してみたら「洞窟オジさん」なる本が出ていたので読んでみました。ちなみにドラマにもなっているようです。そちらは未視聴。

「洞窟オジさん」を読み始めて…わずか数時間で全部読みました。
 内容が面白いというのもあるけど、分量が一般的な本よりずいぶん少ないとも感じました。
※直近で読んだのが「サピエンス全史」だったので、なおさら短く感じた可能性があります。

 内容を簡単に書くと……少年が父親から虐待されるので家出して、山の中でサバイバル生活をします。
 農業を手伝ったり、山で採った山菜を売ったり、中年になってからは街に出てきて、ホームレス生活になりますが、57歳の時に自販機荒らしで警察に捕まり……その驚きの半生が周知されることになります。

 よくもまあ何十年も住所不定で暮らせたものだと感心します。
 書いてあることは本当か。大筋では本当なのだとは思うけど、実際のところは分かりません。
 記録をとっていたわけではないだろうから、端折っている部分や、忘れている部分、はたまた書けないことも多いだろうと推察します。
 活字になった時点で、多かれ少なかれフィクションの部分はあるはずです。
 自分は荒唐無稽とまでは思わないけど……
 編集というか聞き取りは相当苦労したのではと思います。

 川の水を飲んだり、蛙や蛇、ネズミなどいろいろなものを食べたとのことですが、寄生虫に耐性でもあったのかもしれません。
 速攻で内部蛭寄生症(ハナビル)あたり罹患しそうではありますが。
 本自体は、正直、涙腺が緩む場面も何度かありましたし、多少は脚色はあるにせよ面白かったです。

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