ユヴァル・ノア・ハラリ 「サピエンス全史」(上巻)の感想


 サピエンス全史の上巻を読みました。
 本当は電子書籍で購入したかったけど、価格が高い(上下巻で3800円!)ので見送っていて、とあるポイントがたまっていたので、本当に久しぶりに電子書籍ではない、現物の書籍を購入しました。

 電子書籍版もハードカバーも値段がほぼ同一なのはおかしいと思います。
 読者側の主観ですが、電子書籍の場合は古本屋に売れないのでその分安くするべきです。
 個人的には電子書籍版の値段は、現物書籍の半額から高くても7割ぐらいが妥当と思います。

 さておき「サピエンス全史」上巻の感想ですが――面白かった! と書きたいところですが…いや実際に面白かったけども、各所で絶賛されている割には「案外普通の本だった」というのが率直な感想です。
 ちょっと期待値が高すぎたせいかもしれません。

 学者の書いた文章とは思えないほどすらすらと読めるし、知的好奇心をくすぐられたりもするし、何より人類は虚構を発明したことによって文化を発展させた、というあまり聞かない知見もちらほらとあったりして、読み物としてのレベルは高いと思います。
 冒頭から中盤にかけての、人類の歴史を俯瞰視点で語るところは面白かったです。
 中盤あたりになってくると浮き沈みがあって、後半は失速したかなと感じました。
 下巻は、いずれは読むつもりですが、今すぐに読みたいというわけではないのでそのうち機会があれば手に取ってみようと思います。

「サピエンス全史」は買わずに、図書館で借りても良かったかもです。
 ただ、予約が100件を超えていたので、図書館で借りる場合は、年単位で待ち時間が発生する可能性はあります。

 下巻は飛ばして「ホモ・デウス」のほうを読むかもしれません。いつになるかは分かりませんが。

追記
 下巻を読みました。
ユヴァル・ノア・ハラリ 「サピエンス全史」(下巻)の感想 

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