「深夜食堂」の感想

深夜食堂

 Huluで「孤独のグルメ」を見ているときに「深夜食堂」もどうですか、みたいなレコメンドが出てきて、存在は知っていたけど、どうも強面の主人(小林薫さん)が物語の中心ぽいというか、男気があって、料理の腕も確かな食堂のマスターが、いろいろと問題を解決しちゃうよ、食事はあくまでオマケだよ、という感じがして、見ようという気が起きませんでした。
 上記は完全な思い込みです。

「孤独のグルメ」をみてて、ちょっと用事でパソコンから離れました。
 戻ってくると、パソコンの液晶には、井之頭五郎役の松重豊さんが映っていて、なんだか暗い雰囲気なのは気になりましたが「孤独のグルメ」なんだろうと思って見ていると実は「深夜食堂」でした。

 何気なしに見ていたけど、おもしろかったです。
 マスターの小林薫さんがよかった。
 抑えた演技で、出しゃばるところがありません。
 まだ40代ぐらいに見えますが60歳を超えています。
 若く見えます。
 俳優さんだからというのもあると思いますが、ま、ふつうの老人と呼ばれる年代の人も、若々しい人は多いです。
 昔に比べると、2~3割は若いのかもしれません。

 連作短編形式で、毎回ゲストがお客さんとして深夜食堂に食べにきて、人間模様というか人情ものというか、人間ドラマが展開する流れです。
 小林薫さんはあくまでさりげなくて、スポットライトはゲストのほうに充てられています。

 初回は、松重豊さんが登場します。準レギュラーみたいな扱いのようです。
 ヤクザ役です。
 松重さんは、悪役のほうが似合っていると思います。

 ドラマとしては「孤独のグルメ」より「深夜食堂」のほうが面白いと感じました。
「孤独のグルメ」は、食と、その食を提供するお店が中心で、ゲストやドラマはその引き立て役ですが「深夜食堂」は真逆でドラマ重視だと感じました。

 こちらは原作のコミックです。
 ドラマが面白かったので、興味がわいて1巻だけ読んでみました。
 ドラマでも映画でも、原作のほうが面白いといわれることが多いですが……
 しかし深夜食堂に関しては、ドラマのほうが面白いと感じました。

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