バイクのヘルメットの色について

バイクのヘルメットの色(カラー)の選び方

 バイクのヘルメットの色についての記事です。

 ヘルメットの色は結論から書くと、単色は可能なら避けて、派手なデザインのヘルメット(グラフィックモデル)がお勧めです。
 レプリカタイプのヘルメット(バイクレーサーと同じデザインのヘルメット)は、バイクレースが好きで、思い入れのある選手がいたりするなら、好きなのを買えばいいですが、その代わり価格は少し高いです。

 自分は特にバイクレースが好きなわけでもなく、思い入れのあるレーサーもいません。
 なのでレプリカはよっぽど好みのデザインじゃないと購入しようとは思いません。

 ヘルメットの色は、単色はやめたほうがいいです。
 特に黒やシルバー。
 理由は後述します。
 もし、どうしても単色がいいなら、黄色など、あまり見かけない色がいいです。

バイクヘルメットの色はどうするか?

 さて、ヘルメットの色ですが、バイクの色に合わせる方法もあります。
 バイクの色が白ならヘルメットも白、青色のバイクならヘルメットも青、バイクが緑ならヘルメットも緑、というふうに。

 けど、ヘルメットの色をバイクの色に合わせるのが鉄則かというと、決してそうではありません。
 ヘルメットのカラーがバイクの色と違っていても問題ありません。
 合わせている人のほうが少数でしょう。たぶん。

 中には、バイクとヘルメット色が合っていると、恥ずかしいという人もいます。
 色を揃えていると、初心者丸出しっぽいから。
 なので、色は合わせないほうが無難かもしれません。

 バイクの色ではなく、ウェアの色に合わせる方法もあります。
 こちらのほうが一般的かもしれません。

 色の組み合わせは、もう自分の好みでも問題ないと思います。
 色を合わせたり、デザインの観点からヘルメットの色を選ぶのは、前述したように、初心者っぽく見える場合があります。
 色の組み合わせは、あまり気にしない方がいいです。

 ちなみに、補色の考え方でいうと、バイクが赤系なら、緑系のヘルメットがいいです。
 オレンジやイエローのバイクなら、青系となります。

 補色の色の組み合わせは、お互いの色を引き立て合う相乗効果があります。

 ▲カラーサークルの中から色をひとつ決めます。
 サークルの反対側にある色が補色になります。
 黄色なら青。赤なら緑系など。

 よくある事例としては、お茶のペットボトルは緑色の場合が多いけど、補色として赤が使われていることがあります。

ヘルメットの色で無難な色は

 バイクのヘルメットの色で、無難なのは黒色、もしくはシルバーです。
 次点で白色。

 しかし、上記にあげた3色は避けた方が良いです。
 それは、黒やシルバーや白のヘルメットを使っている人が多いせいで、没個性になってしまうから。
※没個性=個性が薄いこと。

 まず、これを読んでいるあなたは、バイクのヘルメットを買おうとしている人だと予想します。
 想像してみてください。
 道路で、前をみると、バイクが走っている。
 まず、どこに目が行くか。

 自分の場合は、ヘルメットに目がいきます。
 ヘルメットの色が黒、もしくはシルバーだった場合、どう感じるか。
 普通のバイク、普通の人……だと思います。

 逆説的になりますが、ヘルメットの色は無難なものがいい、特に目立ちたいとは思わない――というポリシーを持っているなら黒系(もしくは白系)を選べばいいです。

 ただ、夜間にバイクに乗る頻度の高い人は、黒のヘルメットは、目立たないから避けた方が安全ではあります。

バイクが走っているのか、人が運転するバイクが走っているのか

 ここからが重要ですが「バイクが走っている」と思われると、よくありません。
「人が運転しているバイクが走っている」というのが正しい解釈になります。

「バイクが走っている」と周りに思われると(特に後続車)、障害物と同じ扱いになる可能性があります。
 つまり、煽られたり、無理な追い越しなどがされる可能性が高くなります。
 人として扱われず、ものとしての扱いを受ける可能性があるわけです。

 もしヘルメットがグラフィックモデルの場合、まず「良いヘルメット使っているね」と思考がいきます。
 あくまで自分の場合です。
 ほかの人がどう思うかは分かりません。
 そのヘルメット、この人が選んで買ったのかな? とかなんとか考えたりします。
 あと「お金をかけているな」とも思います。
 ちょっと遠慮しようかな、という気になります。自分の場合はです。

 グラフィックモデルのヘルメットを使うことによって、後続車に「人が運転しているバイクなんだよ」という主張ができます。
 自分が勝手にそう考えているだけで実際のところは分かりません。
 自分はデザイン系ヘルメットを被っていますが、バイクに乗っていて、煽られたり、無理な追い越しを掛けられたり、幅寄せとか、全くないとはいいませんが、ほぼないです。
 時々、バイクは4輪に煽られて危険だ、なんていう人がいますが、それは理由があるのかもしれません。

 単色ヘルメットとグラフィックタイプのヘルメットに安全性の違いはないという人もいますが、精神的な部分では差はあります。
 高価な道具を使っていると、周りが遠慮、配慮してくれます。
 その分安全になります。

 デザインヘルメットは、単色よりも1万円ぐらい高価です。
 けど、それだけの価値はあると自分は考えています。
 黒やシルバーのヘルメットを使っている人は多いので、そんな人がこの記事を読んだら反発を覚えるかもしれません。
 あくまで個人的な考えです。貶めるつもりはありません。あしからずご了承ください。

 単色ヘルメットと、グラフィックモデルのヘルメット、両方持つのがベストです。
 近場に行くときは単色で、ツーリングとか、遠出するときはデザインヘルメットを使うとか。
 あと、雨の日は汚れるから、グラフィックモデルのヘルメットはあまり被りたくなかったりします。
 自分は単色のヘルメットは持っていないから選択肢はありませんが。

 交通社会も、人間が主体だから(いずれはAIの自動運転に変わるとしても)、相手に対する思いやりが大事です。
 バイクや車を運転していて、頻繁に嫌な思いをするなら、まず考えるべきは、自分が他者に嫌な思いをさせているのではないか、ということです。

 話が少しずれましたが、ヘルメットはとにかく目立ちます。
 だからヘルメットは少し派手目なぐらいがちょうど良いです。

 繰り返しになりますが、もし目立たなくていい、没個性で十分という考え方なら、黒系やシルバー系のヘルメットを使っておけばいいです。
 無難です。

追記
 基本的にヘルメットはショウエイかアライをお勧めしますが、予算的に抑えたいならOGKでもHJCでもいいと思います。
 使い勝手や性能、安全性が少し落ちるかなと思いますが、大きな差ではないと思います。
 デザイン重視で、韓国製ということが気にならないならHJCはお勧めできます。

コメント