ほっともっとのチキン南蛮弁当は家で作れる?

 ほっともっとのチキン南蛮弁当が大好きです。
 あれを家で作れるかどうか?
 結論から書くと、チキン南蛮と同じものを作るのはまず無理です。

 しかし、チキン南蛮に、似たものはつくることは出来ます。
 ちなみに筆者は、ほっかほっか亭でアルバイトの経験があります。20年以上前の話ですが、当時もすでにチキン南蛮弁当はありました。
 実店舗での作り方ですが、チキン南蛮は透明なパッケージに入っていました。
 冷凍のまま揚げていたかどうかは忘れましたが、オーダーが入ると封を切って、フライヤーに投入し、チキン南蛮が揚がったら包丁で等分に切って、おかずセットに盛り付けて蓋をして……というように店舗での味付けの作業はありません。

 そのあと調理師として飲食店に勤務して、まかないを時々作りました。
 ほっともっとのチキン南蛮を作りたいと考えて、何度かトライしたことがあります。
 結果、ほぼ満足できるチキン南蛮が作れるようになったのでその作り方を紹介します。

 お肉は鶏モモを使用します(むね肉でもいいです。お好みで)。
 一般的なチキン南蛮は、下味をつけた鶏モモに粉を付けて、溶き卵をくぐらせて油で揚げます。
 自分の場合は、軽く下味をつけた鶏モモを、天ぷら粉にまぶして、更に水で溶いた天ぷら粉をくぐらせて油で揚げます。
 この点はどちらでもいいです。お好みで。
 天ぷら粉のほうが、ほっともっとぽくなるとは思います。
 店舗では、溶き卵にくぐらせることはしていませんので。

 南蛮酢は、すし酢と醤油、ウスターソースを少し。
 すし酢がポイントです。普通の穀物酢だとおいしくないです。
 甘みが足らなければ砂糖を少量追加してください。
 鶏モモが揚がったら、ミックスした南蛮酢を絡ませます。単純に上からかけてもいいです。

 さて、タルタルソースですが、一般的には、マヨネーズをベースにして、ゆで卵を潰したもの、らっきょうの刻んだもの、パプリカ、キュウリ、ブラックペッパー、砂糖、からしなどを入れて作ります。

※ほっともっとのタルタルソースは西日本と東日本で若干異なるようです。

 ほっともっとのタルタルソースを真似るなら、自分なら以下の材料を使います。
・マヨネーズ(できるだけ安くて、雑味のないほうがいいです) 
・すし酢
・プリン(少量)
・砂糖

 あとお好みで、からし、ブラックペッパー。
 プリンがポイントです。
 プリンを入れすぎると、プリンっぽくなるから、あくまでマヨネーズが主体で、プリンは隠し味程度でいいです。
 こちらも、甘みが足らなければ砂糖を追加してください。

 プリンの内容物は主には砂糖と牛乳とタマゴなので、タルタルソースに入れても問題ありません。
 しかしプリンは香料が入っているので、多く入れすぎると失敗すると思います。ほんの少しでいいです。
 理想は香料なしのプリンです。
 ベストは自家製プリンです。

 ▲大昔のチキン南蛮弁当

 ▲一昔前のチキン南蛮弁当

 ▲チキン南蛮弁当

 2018年になってから、1度か2度チキン南蛮弁当を食べましたが、昔のほうがおいしかったように感じました。
 思い込みかもしれませんが。
 ポテサラやキュウリがついた頃のチキン南蛮が懐かしい。

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コメント

  1. 通りすがり より:

    ほっともっとはむね肉だと思いますが、家庭でむね肉使うと美味しくないのでしょうか?