柳広司著「ジョーカー・ゲーム」感想


 ジョーカーゲームはアニメを見て、面白かったので原作小説も読みました(1~3巻)。
 漫画版は2つあるようです。

 漫画版は、どちらも読んでいません。
 レビューはどちらも高評価。
 しかしDの魔王のほうは、試し読み部分のみしか読んでいないけど、室内で帽子をかぶっているとか、別のシーンでは無帽で挙手の敬礼をしているところは違和感がありました。高評価なのが不思議。
 アニメ版と、漫画のジョーカー・ゲーム THE ANIMATIONは、同場面においてどちらもお辞儀のような敬礼をしています。

 ジョーカーゲームは、スパイを扱った作品としては、トップクラスの作品だと思います。
 面白い。
 スパイというと、派手なアクションを思い浮かべますが、古くは007、近年だとミッション:インポッシブルシリーズなど。
 小説でいうとぱっと思いつかないけど、高村薫先生あたりが、スパイを書くのが上手いかなと思います。

 スパイものというと、派手なカーアクションがあったり、閉所での緊迫した場面があったり、殺したり殺されたり、はたまた美女との悲哀みたいなものが描かれたりなどを想像しますが、実際のスパイはおそらく目立つものではないだろうと想像します。
 ジョーカーゲームは明らかに後者を意識した作品でした。

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